サッカー日本代表のW杯出場決定にロザンが素朴な疑問「あまり記事が大きくなかった」「それは夫婦関係のいざこざの要因と似ている」
バーレーン戦でゴールを喜ぶ久日本代表の保建英(右)と伊東純也。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
菅広文さん「すごいことには慣れるなよと思う」、宇治原史規さん「それは難しいなぁ」。
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)がアジア最終予選(3次予選)3月シリーズ、北中米ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得したことについて、お笑いコンビのロザンは3月27日、ユーチューブ『ロザンの楽屋』で取り上げた動画を公開し、さっそく”いいね”が150人を超えるなど注目を集めている。
二人は「【祝W杯出場】サッカー日本代表」と題して、約15分間語り合っている。冒頭、菅広文さんはW杯出場を世界最速で決めたニュースについて、「新聞では、あまり記事が大きくなかった」と、それはなぜかと素朴な疑問を抱いたと明かす。
カタール・ドーハの悲劇に沈んだ94年のアメリカW杯、そしてマレーシア・ジョホールバルにて初出場を決めた98年フランスW杯……かつてはアジア予選はまさに死闘と言える展開だったが、「ただ当時と比べて、実はすごいこと。でも記事が小さいのはなぜ?」と不思議に思ったそうだ。
人の関心を集めるニュースの扱いが大きくなり、歴史的に偉大な出来事であっても話題性がなければ扱いも小さくなる。菅さんは「これは直したほうがよくない?」「すごいことには慣れるなよと思う」と言う。すると宇治原史規さんは「それは難しいなぁ」と首を捻る。
菅さんは「普段できていることは、当たり前になっていく。ただ今回ニュースを見て、『今めっちゃ強いんだ』と感心したし、そこをもっと伝えてほしいと思った」と、不思議に感じたそうだ。
そこから、二人はキング“カズ”三浦知良、カール・ルイス、北澤豪さんの風貌、W杯優勝……などと関連させて、日本代表について喧々諤々と様々なテーマについて語り合っている。
宇治原さんは「記事の大きさで言うと、あの頃のW杯に出られるかどうかと、今は(時代が)やっぱり違う。W杯で優勝したら、あの時の記事には勝つんちゃう」と、人々の関心の大きさの表われではないかと見ていた。
すると菅さんは理解を示しつつも「夫婦関係のいざこざの要因にも似ている」と分析する。
「毎日食事を用意してくれたり、必ず出勤しているのはとても凄いことなのに、当たり前になって、感謝しなくなる。継続しているほうがよりすごいこと。だから、俺は『すごいな』と毎日感謝している」
そして日本代表の選手たちも、そんな“当たり前”の反応だからこそ、日本サッカー界として前人未踏である世界一をより意識しているのだろうとも見ていた。
今回のW杯出場は、ホームで決定できたこと、地上波でのテレビ放送があったこと、そして久保建英の1得点・1アシストの活躍もあって、久々にサッカーが世間の関心事となった。
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日本代表の主力選手が全員ヨーロッパ組となるなか、海の向こうから、よりインパクトのあるニュースも届け続けてもらいたい!