イニエスタが語る神戸リージョ新監督のもたらした「変化」とは?
ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ。(C)SAKANOWA
「チームが必要としていることをもたらしてくれる」
[J1 29節] 神戸 1-1 長崎/2018年10月6日/ノエビアスタジアム神戸
ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタが10月6日のフアン・マヌエル・リージョ監督の就任後初陣となったV・ファーレン長崎戦、リーグ3試合ぶりに出場し、後半途中から31分間プレー。軽快なプレーでファンを魅了し、ゴールは生まれなかったものの、チームの連敗を2で止めた。
59分に郷家友太と交代してピッチに立った神戸の背番号8は、3人を置き去りにするヒールパスから藤田直之の決定的なクロスを演出するなど、前線の危険なエリアでアクセントをつけた。しかし後半アディショナルタイムにはティーラトンがレッドカードで退場するなどチグハグなまま。シュート数17本対8本とホームチームが攻めたものの、勝点3をもたらすあと1点を奪い切れなかった。
久々の出場にイニエスタは「悪い流れを断ち切れて良かった。良い感覚で試合を終えられたのはチームにとってプラス。個人的なには調子も良いですが、まだ100パーセントではないので、ベストコンディションで臨めるよう準備したい」と、自身とチームのパフォーマンスに手応えを得ていた。
また、リージョ新監督については、次のように語った。
「素晴らしい監督。チームが必要としていることを、もたらしてくれるでしょう。変化は時間がかかるものですが、とても良い状態で練習ができています。結果はついてくると信じています。特に前回の試合と比べても良い試合ができていたので、そのことをを忘れず、トレーニングしていきたいです」
そのように神戸の司令塔はチーム内の変化を感じ取っていた。
ここから再び国際Aマッチの中断期間に突入する。神戸はリーグ再開明け、10月20日に川崎フロンターレとアウェーで対戦する。J1首位チームとの一戦、イニエスタとJを代表する大島僚太&中村憲剛の対決は注目を集めそうだ。
文:サカノワ編集グループ