【鹿島】「神栖市における地方創生事業に関する包括連携協定」を締結。神栖市、メルカリと連携
7月1日からカシマスタジアムは呼称メルカリスタジアムに。(C)SAKANOWA
看護学生向けのアントラーズによる特別授業など予定。
J1リーグ鹿島アントラーズを運営する株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー(小泉文明社長)は7月10日、神栖市(石田進市長)、株式会社メルカリ(山田進太郎社長)と、医療分野などの地域課題の解決や新たな価値創造を目的に「神栖市における地方創生事業に関する包括連携協定」を締結したと発表した。
この協定は神栖市の地域活性化を加速させるため、神栖市、メルカリ、鹿島アントラーズ、それぞれが持つ資源やネットワーク、DX技術などを有効活用し、地域課題の解決や地域経済の発展を図るもの。 この協定締結を機に、7月下旬からは、若手医師の育成と地域医療の充実を目的とした「神栖市若手医師きらっせプロジェクト」の特別プログラムを実施する。
同プログラムでは、同市内の白十字看護専門学校にて看護学生向けの鹿島アントラーズによる特別授業、メルカリスタジアムでの看護学生のボランティア活動などを実施する予定だ。
また、循環型社会の推進に向けてリユースの意識を高めるため、使われなくなった自治体備品や回収した粗大ごみの中から再利用が可能な物品を選定。「メルカリShops」での販売を検討している。
今後、鹿島アントラーズは、神栖市およびメルカリと連携し、市民サービスのさらなる一層の向上を目指すとともに、持続可能な地域社会の実現に貢献していく。
◎名称
「神栖市における地方創生事業に関する包括連携協定」
◎締結日
2025年7月10日(木)
◎目的・背景
メルカリが持つ情報通信技術などの活用や、茨城県の鹿行5市をホームタウンとする鹿島アントラーズの資源を活用した地域課題の解決や地域経済の活性化の実現などに寄与することを目的に、包括連携協定を締結。協定の締結により、官民の枠にとらわれることなく、三者が連携して地域再生に向けた事業を推進していく
概要
1)プロサッカークラブ「鹿島アントラーズ」を中心とした地域活性化の企画および実行
2)デジタルトランスフォーメーション技術および官民データを活用した神栖市の課題の解決および新たな価値の創出
3)地域医療課題解決のための取組の企画および実施
4)教育、文化およびスポーツの振興並びに人材育成
5)その他神栖市における地方創生事業の企画および実施
6)循環型社会の推進に関する企画および実施
7)前各号に掲げるもののほか、各当事者が合意する事項