ラルフ&阪野のコンビで2得点!2020年の松本は力強く開幕戦勝利
松本時代の阪野豊史。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
布新監督「非常に緊迫した難しいゲームでした」。
[J2 1節] 愛媛 1-2 松本/2020年2月23日/ニンジニアスタジアム
今季J2リーグに降格した松本山雅FCがアウェーの愛媛FC戦、ラルフこと鈴木雄斗、阪野豊史のゴールで2-1の勝利を収め、1年でのJ1復帰に向けて幸先良いスタートを切った。
布啓一郎新監督のもと、4-4-2の新布陣で臨んだ松本は、立ち上がりからしっかり試合を支配してチャンスを作り出すものの、後半開始早々にコーナーキックから先制点を与えてしまう。それでも直後の52分、FW阪野が相手DFを弾き飛ばす強烈なドリブル突破からマイナスへのパスを放つ。これを右MF鈴木が豪快にねじ込み、1-1の同点に。
さらに71分、セルジーニョの鋭い左足のシュートをGKが弾く。すると鈴木が詰めてクロスを放ち、最後は阪野が足を伸ばして合わせついに逆転に成功した。
試合はそのまま2-1で松本が勝利。今季就任した布監督は試合後のフラッシュインタビューで、「これだけ遠くから松本のサポーターの方が来てくれたなかで、勝点3を分かち合えたことは、本当に良かったと思います」と、松本での初勝利を喜んだ。
「(愛媛の先制点は?)セットプレーでボールも良かったですし、先に触られてしまったところはありますが、愛媛さんの素晴らしい点だったと思います。(同点ゴールについて)すぐ追いつくことができましたし、時間が経過するごとに、徐々にボールを動かせるようになってきました。そういうところを、しっかりやってくれたと思います」
前線をはじめハードワークを怠ることなく、最後まで走り切った点も評価できる。指揮官は、「愛媛さんのしっかりとしたポゼッションの中を全員でしっかり守って、そこから攻撃につなげたという全員が一丸になってやってくれました。(交代が87分までなかったが?)決して悪い選手はいなかったですし、運動量も落ちていませんでした。非常に緊迫した試合の中で動かすことが難しいゲームでした」と語った。
松本は2月26日にルヴァンカップにてアウェーの浦和レッズ戦を行い、J2リーグ2節、3月1日(14:00開始予定)、サンプロアルウィンでアルビレックス新潟とのホーム開幕戦を迎える。
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[文:サカノワ編集グループ]