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【松本】浦和戦で決勝弾、高橋諒への反町監督の評価「雑だけど思い切りの良さがある」

松本の高橋諒。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

新天地で初ゴール!阪野の同点ゴールもアシスト!!

[J1 24節] 浦和 1-2 松本/2019年8月23日/埼玉スタジアム2〇〇2

 松本山雅FCのMF高橋諒が浦和レッズ戦、松本加入後のリーグ初ゴールを決め、これが逆転の決勝点となり2-1の勝利をもたらした。さらに高橋は阪野豊史の同点ゴールもアシスト。1得点1アシストと結果を残してみせた。

 今季湘南ベルマーレから完全移籍で加わった26歳のMFは、今季22試合目の出場。6月1日の14節・清水エスパルス戦(△1-1)からリーグ11試合連続でのスタメン入りとなった。

 その勝負どころを見逃さなかった――。0-1とリードされて迎えた75分、左サイドを打開してのクロスから阪野の同点ゴールを演出。そして83分、右サイドの永井龍からのクロスに、少し下がりながらも右足でねじ込んでみせた。

 高橋の活躍ぶりに松本の反町康治監督は目の細め、試合後の記者会見で次のように評価した。

「今日も1対1の強さを発揮してくれました。特に後半、関根のようなテクニカルな選手が出てきて、疲れていたなかでも、またギアを高めて、よく攻守にわたって頑張ってくれていたと思います」

 ただし、そこは反町監督だ。課題も踏まえつつ、さらに期待を寄せていた。

「ちょっとスピードが一辺倒で雑な部分もあるんですけれど、裏返して言うと、思い切りの良さがある。今日はその思い切りの良さが生きたかなと思います。

 今日は2得点に絡み、1アシスト1ゴールになるんですかね。本当にチームが苦しいなか、彼はトレーニングに対しても真面目に一生懸命に取り組んできていたので、こうしたところで力にして発揮できたのかなと思います。それは他の選手にも言えることで、大きな舞台で結果を残せた一つの理由になると思います」

 松本はJ1初挑戦の2015年、埼スタでは0-1で敗れていた。しかも今回は実にリーグ11試合ぶりの白星。それだけに指揮官としても、クラブとしても、埼玉スタジアムで掴んだ初勝利の意味を噛み締め、率直に喜んでいた。

 次節、松本はホームのサンプロ・アルウィンで大分トリニータと対戦する。

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Topics:Urawa Reds 1-2 Matsumoto Yamaga 

[取材・文:塚越始]

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