【浦和】スコルジャ監督の記者会見。小森飛絢の活躍に「私たちが必要としている攻撃の動きをしてくれる」
浦和のスコルジャ監督。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
「より決意をもって、戦術的にも規律を守る姿があり良かったと思います」
[J1 21節] 浦和 4-1 湘南/2025年7月23日19:33/埼玉スタジアム2002
J1リーグ21節、浦和レッズが4-1で湘南ベルマーレに勝利を収めた。浦和はクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)明け、初の勝利に。
浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で、「今日はホームでも、アウェーでも必要な技術と決意が備わっていました。アウェーでも今日のような決意をもって戦わなければいけません。前節もそれがあれば今の勝点とは違っていました。前節とは違い、より決意を持って、戦術的にも規律を守る姿があり、良かったと思います」と、選手たちの決意のこもったプレーを称賛した。
また湘南対策のハイプレスがハマったと言う。
「セットプレーが我々の強みになりました。コーナーキックやスローインから、4点が生まれました。攻撃のセットプレーを担当する前迫コーチに感謝したいです。非常に組織的なビルドアップができる相手だったので、今日は少し変えて、両ウイングが最前線からハイプレスを掛けていきました」
「そういったハードワークがあったので、両サイドは65分で交代することになりました。ゲームが拮抗したところでは球際に行くことが勝負の分かれ目になり、そういったところを狙っていきました」
マッチアップに向かい、そこで上回ることで試合を優位に進められたという。マリウス・ホイブラーテン、小森飛絢(ひいろ)、関根貴大、チアゴ・サンタナと異なる4選手が得点を決めてみせたのも大きい。
「今シーズン初めて4得点できたのは嬉しいことです。小森飛絢が浦和での初ゴールを決めてくれたのは嬉しいことです。サブの選手が2点とってくれたのも良い側面だったと思います」
そのように指揮官は喜んだ。
また小森の起用について。クラブW杯の中断明け2試合連続で先発に抜擢され、今回、レッズでの初ゴールを決めた。小森の特長を問われ、指揮官は次のように答えた。
「飛絢はとても興味深い選手で、私たちが必要としてくれる攻撃の動きをしてくれます。中盤ともつながってプレーできます。彼は今までJ1の経験がありませんでした。スタメンでプレーしながら、J1に順応している段階です」
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今後は松尾佑介、チアゴ・サンタナと、試合によって使い分けるのか? その問いに指揮官は「もちろん(松尾)佑介も非常にいいストライカーです。チアゴもクオリティの高さを見せました。今後は戦術によっては、ストライカーポジション(「9番」タイプ)が変わることはあると思います」と答えた。