【浦和L 対 広島レ】WEリーグ開幕戦展望 : 転換期のレッズレディース、髙橋はな「チャレンジャーとして、全力で戦う」
浦和レディースの髙橋はな(左)と広島レジーナの早間美空(右)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
レジェンドが退団した「REBORN」レジーナ、早間美空「勢い負けしない」。
[SOMPO WEリーグ 1節] 浦和L – 広島レ /8月10日18:00/浦和駒場スタジアム
WEリーグの2025-26シーズン開幕戦、三菱重工浦和レッズレディースがホームでサンフレッチェ広島レジーナを迎える。
両者は昨季のWEリーグカップ準決勝で対戦し、広島が勝利を収め、その後、2連覇を達成している。
その試合を含めて昨季の両者の対戦成績は、1勝1分1敗の五分である。いずれも最少得点差と拮抗していた。
多くの主力が退団し転換期にある浦和の新キャプテンは髙橋はなが担う。先月の東アジアE-1選手権に臨んだ国内組主体の日本女子代表(なでしこジャパン)でもキャプテンマークを巻いて戦った。
「チームの目標は、リーグのタイトルを獲りに行く! カップ戦、皇后杯を狙いにいくのはもちろんですが、そのために目の前の試合へ一戦必勝でしっかりやっていきたいです」
気を引き締める髙橋は開幕戦で、新しい浦和を見せたいと抱負を口にする。
「このチームの歴史であり、これまで積み上げてきたものを大切にしながら、新しいものを取り入れて力強いレッズレディースになっていきたい。(開幕戦は)私たちがどれだけできるのか試される場。チャレンジャーとして、全力で戦いたい」
一方、広島は昨シーズン、新スタジアムにて平均5482人と、唯一リーグが掲げる平均目標観客動員数(5000人)を上回った(浦和Lは4位の2435人)。
選手が主体となっての企画による集客も結実した。一方、チームを牽引してきた近賀ゆかりが引退、福元美穂もチームを離れた。
早間美空は「あの二人がいるだけで士気が上がり、空気が引き締まりました。サッカーに対する熱意、こだわりは引き継いでいかないといけません」と語る。今季のスローガンは「REBORN REGINA(リボーンレジーナ)」。女子サッカー界のレジェンドたちと切磋琢磨しながら積み上げてきたレジーナの現在の力を、まず浦和Lにぶつける。
早間は「浦和さんの勢いに飲まれたら負け。チーム全体で勢い負けしないようにしたいです」と気持ちを引き締める。
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両チームともに勝点3を目指すなか、どちらがまず主導権を握るか。今季を占う立ち上がりからの攻防になる。