福山雅治さん騒動、「中居氏との明確な線引き必要」。放送作家が指摘する、目を向けるべき深刻な問題とは!?
フジテレビ (C)SAKANOWA
長谷川良品氏が人気のユーチューブコンテンツで。フジテレビの出世システムが引き起こした問題だと改めて強調。
フジ・メディア・ホールディングスのコンプライアンス問題を巡って依頼された第三者委員会の発表した報告書で、フジテレビの幹部らが女性スタッフを呼び寄せてセッティングしていた有名芸能人との食事会に、タレントの福山雅治さんが出席していたことが明らかになった。当時幹部だった大多亮氏を介し、2005年から2019年頃まで続いていたと一部で報じられ、所属事務所は声明を発表した。
この一連の報道や反応を受けて、放送作家として活躍してきた長谷川良品氏は8月20日、人気を博す自身のユーチューブチャンネル「長谷川良品『テレビ悲報ch』」で詳しく解説。フジテレビが作り上げてきた出世システムの問題点、福山氏側の矛盾点などを取り上げたうえで、「中居氏の問題とは明確な線引きが必要」と強調している。
長谷川氏は、福山氏と中居氏の件をいっしょくたに批判した場合、「本丸の矮小化につなばりかねないので、注意が必要です」と指摘している。
数々の大ヒットトレンディドラマを手掛けてきたフジ元幹部の大多亮氏が、有名人と職員の食事会をセッティングすることで、「出世の材料にしていた」という背景にまず触れる。報告書でも数々の事実が挙がっているように、女性をはじめスタッフをモノのように扱うことで出世につなげる“社内システム”こそ問題であった点を強調している。
「何より罪深いのは、やはりフジテレビの“エリート局員”。タレントとの蜜月を背景に、自身の出世の道具にしようとする。こうした卑しいテレビマンは、何も大多氏だけではありません。いま現在もフジテレビ以外にも多数存在します」
しかも、その職員がタレントに対し、「(女性アナウンサーなど)女性陣は、あなたとの会合を待ち望んでいます」とおだてることで、「裸の王様」を作り出してきた。時代に適応するアップデートを遅らせる構造が、そうやって成り立ってきた。
長谷川氏は、テレビ局のみならず、そういった盲目的なシステムがまだまだ残っているのではないかとも警鐘を鳴らす。今回のアミューズ社の対応を一定評価し、むしろ福山氏でなければ、「もっと大ごとになっていたかもしれません」とも見ている。
関連記事>>福山雅治さん報道、中居正広さんと照らし合わせ「すごく違和感」。立花孝志氏が指摘「むしろ、悪いのは…」
この動画では、放送作家の視点を生かし、問題をより詳しく客観的に捉え、それぞれの立場での問題点なども指摘し、解説している。