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【浦和】スコルジャ監督の記者会見、一問一答全文「もしかすると私たちの指示がはっきりせず、実行できなかったのかもしれない」。柏に2-4逆転負け

浦和のスコルジャ監督。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

ハイプレスがかからず、「もう少しミドルゾーンでしっかり構える守り方を選択した」。しかし…。

[J1 27節] 柏 4–2 浦和 / 2025年8月22日19:03 / 三協フロンテア柏スタジアム

 J1リーグ27節、浦和レッズは前半にマテウス・サヴィオのコーナーキックから長沼洋一のレッズ初ゴール、金子拓郎のカウンターから関根貴大の技ありアシストによる松尾佑介の得点で、2点先取に成功した。しかし後半に4失点を喫して、2-4の逆転負けを喫した。浦和は勝点44から伸ばせず。暫定首位に立った柏と6ポイント差に開いた。

 マチェイ・スコルジャ監督の試合後の記者会見は次の通り。

 ――試合を振り返って。

「前半は2-0とリードして後半に挑みましたが、かなり自由に自陣への進入を許しました。そのため、もう少しミドルゾーンでしっかり構える守り方を選択しました。

 立ち上がりはハイプレスをかけようとしたものの、柏のようなレベルの高い相手には強度が高くないと効きません。今日はそこに達していませんでした。後半は良くありませんでした……4失点を喫しました」

――ミドルゾーンの守備を厚くしたというが、効果が感じられなかった。そのあたりの評価は?

「ピッチ上でのゲームマネジメントができませんでした。今日は私たちの思い通りの守備ができなかった試合でした。ハイプレスの時もそうですけど、ミドルブロックの時も押し込まれてしまいました」

――クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)のインテル・ミラノ戦のような展開だったが、どのように挽回したかったのか?

「相手を押し下げなければいけませんでした。しかし今日は相手のバックパスのタイミングでも、それができませんでした」

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――「強度が足りなかった」と言うが、その理由は?

「どのハイプレスのシステムでも高い強度で行きたいと思っていますが、今日はいつもと少し違った形のハイプレスの練習をして臨みました。もしかしたら私たちの指示がはっきりとしていなくて、それが実行できなかったのかもしれません。ただ、フィジカル的な要素もあるかもしれません。1週間の練習の流れを含め、分析したいです。フィジカル的にここまで状態が悪い試合はあまり記憶にありません」