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著しく公平性を欠くJ1リーグ日程、スコルジャ監督「我々はロボットではない」。浦和は中2日アウェー連戦、名古屋は中6日…1-2逆転負け

浦和のスコルジャ監督 写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

試合後の記者会見では「強制的にメンバーを変えななければいけなかった」。

[J1 18節] 名古屋 2–1 浦和/2025年5月24日17:33/豊田スタジアム

 J1リーグ18節、浦和レッズは名古屋グランパスを相手に、金子拓郎のクロスに渡邊凌磨がヘッドで合わせ、後半開始から投入された二人の連係から先制に成功した。しかしそのあとの2失点により、1-2の逆転負けを喫した。浦和はリーグ4試合ぶりの黒星に。

 クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)に出場する浦和は21日のナイトゲームで川崎フロンターレと等々力でのゲームに臨み(△1-1)、そこから中2日で豊田市に乗り込む厳しいアウェー連戦に臨んだ。異なる主催のコンペティションではなく、Jリーグの主催大会で、仕方がない、では済まされない程度の連日の移動を伴うハードモードだ。

 一方、名古屋は、カップ戦出場の可能性があったものの中6日、ホームゲームである。コンディションの差は明らかだった。

 ある程度のハードスケジュールは仕方ないものの、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)参加チームを含め、国際大会の出場するチームがまるで罰ゲームのような、理不尽と言えるスケジュールに苦しめられている。

 浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で、7人の先発入れ替えについて、コンディション的に“強制的”に変更しなければいけなかったと語った。

「7人のスタメン交代は、この状況による強制的なものでした。フィジカル的なところを考えると、この時期、どうしてもケガだけは避けなければいけません。代わりに出場した選手たちも一生懸命やってくれましたが、彼らにとっても、二回の練習で臨まなければいけない試合でした」

 指揮官はまたフラッシュインタビューでは、「前節からあと数日あればと思います」「かなりタイトな厳しい日程の中で戦っています。クラブ・ワールドカップに向かっていくための期間ではありますが、それは私たちにとって助けになる日程ではありません。我々はロボットではありません」と、日程面のハンディにも言及した。

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 浦和は6月1日まで6連戦が組まれ、このあと中3日の28日、埼玉スタジアムでのセレッソ大阪戦に臨む。