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【浦和】スコルジャ監督の記者会見。中島翔哉、柴戸海の活躍ぶりを賞賛「翔哉はゾーン3で多くのものをもたらしてくれた」

浦和のマチェイ・スコルジャ監督。写真:手塚大介/(C)Daisuke TEZUKA

逆転優勝に向けて、「選手たちがあきらめていない、戦いは終わっていないという姿勢を見せてくれた」。

[J1 28節] 浦和レッズ 1–0 アルビレックス新潟 / 2025年8月31日19:03 / 埼玉スタジアム2002

 J1リーグ28節、浦和レッズがマテウス・サヴィオのゴールで、アルビレックス新潟に1-0の勝利を収めた。公式戦2試合連続で逆転負けを喫していたが、負の連鎖を断ち切り、無失点で勝点3を掴んだ。

 浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で、「シナリオは(逆転負けを喫した)FC東京戦に近いものになりました。非常にいい前半で、試合を支配しチャンスを作り、得点も生まれました。ただ後半は苦しみました」と切り出して、次のように続けた。

「疲労が蓄積しているなか、後半苦しくなることは分かっていました。その苦しい後半でしたが、選手たちが決意を持ってハードワークしてくれたことに敬意を表したいです」

 そして指揮官は『10番』中島翔哉の活躍ぶりに目を細めた。

「今日は(中島)翔哉がトップ下に入り、特にゾーン3(アタッキングサード)で多くのものをもたらしてくれました。サヴィオがトップ下の時と構造が少し変わります。数日前の大学との練習試合で、(中島)翔哉は非常に好調でした。(連戦のため)フレッシュな選手をスタメンに起用することを考え、今回それが中島翔哉でした」

 また、荻原拓也についても、「オギ(荻原拓也)もその一人で、二人とも良かったです。オギは前半にチャンスメイクもしてくれました」と頷いた。

 後半は押し込まれた。だが、なんとか1-0で耐えきってみせた。

「前半の印象は非常に良かったと思います。後半の立ち上がりはハイプレスからチャンスを作る狙いを持っていました。しかし早い段階で体力が落ち、交代のタイミングが今日は早くなりました」

 そのなかで柴戸海がついに復帰を果たした。

「柴戸海の復帰は私たちにとって嬉しいニュースです。長い間離脱し、しかも今日はとても難しいシチュエーションでの投入になりましたが、いい仕事をしてくれました。柴戸のスキルと経験は重要で、この復帰は嬉しいことです」

 そして、リーグ優勝へ誰もまだまだあきらめていない――とスコルジャ監督は強調した。

「大きな敗戦となった試合が二つ続き、かなり大きなプレッシャーを感じてこの新潟線に臨みました。この試合、選手たちがあきらめていない、戦いは終わっていないという姿勢を見せてくれました」

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 このあと浦和はルヴァンカップ準々決勝・川崎フロンターレと、3日にホーム、7日にアウェーで対戦する。

Posted by 塚越始