【浦和】原口元気が川崎戦後に語った新たなる領域「裏へのボールも狙いの一つ。最終ラインの注意力が少し薄いなと感じていた」
浦和の原口元気(写真は天皇杯のFC東京戦)。写真:手塚大介/(C)Daisuke TEZUKA
ルヴァン杯準々決勝・第1戦で今季4度目の先発、「いつもよりボールを持てて、いい攻撃の機会も多かった」。
[ルヴァンカップ準々決勝 第1戦] 浦和 1–1 川崎 / 2025年9月3日19:33 / 埼玉スタジアム2002
ルヴァンカップ・プライムラウンド準々決勝第1戦、浦和レッズは中島翔哉のゴールで川崎フロンターレに先制したものの、土壇場で伊藤達哉の得点で追い付かれ、1-1で引き分けた。第2戦は9月7日にUvanceとどろきスタジアムで行われる。
原口元気(Genki HARAGUCHI)は今季4度目の公式戦先発出場を果たし、67分に松尾佑介と交代している。
原口は「流動的にポジションチェンジしながら、いつもよりボールを持てて、いい攻撃の機会も多く、いい感じでできていました」と、中島らと戦況を読んでのポジション取りがプラスに働いたと手応えを口にした。
また、中島が決めたゴールシーンも、チームとしての狙いの一つだったと言う。
「裏へのボールも狙いの一つでした。最終ラインの注意力が少し薄いなと感じていたので、(中島)翔哉がいいタイミングで飛び出したし、僕も何回か裏に走るタイミングがありました。あれは狙っていた形の一つでした」
ただし90+5分の失点で追い付かれ、「いつもの課題なので、最後の締め方は。課題の一つかなと思います」と短く語った。
試合後にはサポーターをバックにカメラマンに声をかけて写真を撮り、ユニフォームをメインスタンドのファンに渡した。まさか今季で……など、そのあたりがSNSでも憶測を呼ぶなど話題となった。
原口、中島という日本代表のレギュラーとして活躍してきたタレントによって、背後のスペースもシンプルにえぐっていく攻撃面では一つ新たな領域に突入できたと言える手応えを得られた。
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加えてローテーションに成功。最後の最後に川崎に追い付かれたが、浦和がルヴァンカップのべスト4へ勝ち進むため、この引き分けを前向きに捉えて、7日の一戦に挑む。