【鹿島】徳田のPKキッカー、鬼木監督「自分が指名しました」
鹿島の鬼木達監督。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
「甘さとか、判断がまだまだなのは、監督である自分だと」
[J1 33節] 鹿島 0–0 G大阪 / 2025年10月5日15:03 / メルカリスタジアム
J1リーグ33節、鹿島アントラーズはガンバ大阪とのホームでの一戦、スコアレスで引き分けて、連勝は4でストップした。
猛攻を続けた後半アディショナルタイム、松村優太の左足のクロスからPKを獲得。キッカーを担ったのは途中出場した18歳のストライカー徳田誉だった。
ただ、この重圧のかかる場面、徳田のキックはややパワーを欠き、ボールの軌道を読み切ったGK一森純にセーブされてしまった。
最初は荒木遼太郎がボールを持っていたが、それを受け取って徳田が蹴った。鹿島の鬼木達監督は試合後の記者会見で、「自分が指名しました。結果的には外してしまいましたが、フォワードで期待もありました」と説明した。
「このプレッシャーのかかる場面、誰を選ぶかは、(得点が)入らなかったからということではなく、いろいろな選び方ができたのではないかと。そこを含めて勝負なので、甘さとか、判断がまだまだなのは、監督である自分だということを強調してもらえたらと思います」
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想像できないほどプレッシャーがかかっていた。そのなかでPKを失敗した18歳のストライカーは試合後、悔しさの涙を流した。相当な決意を持って、蹴り込んだ。その勇気と覚悟は、間違いなく徳田を新たな領域へと突き上げるはずだ。