松本山雅、2027年夏までのJ3確定。「大きな変革期」声明では“未来のため”と強調
松本のサポーター。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
J2昇格の可能性が潰える。
J3リーグの松本山雅FCは11月2日、来シーズンのJ2昇格の可能性が潰えたことを受けて、公式サイトで声明を発表した。シーズン移行の特別期間を挟み、2026-27シーズンまでJ3で戦うことになる。クラブは「全てのステークホルダーの皆様のご期待とは程遠い結果となってしまい、目標を達成できませんでしたことを、ここに深くお詫び申しあげます」と謝罪している。
声明では降雪やケガ人の影響などに言及。ホームグロウン対象の若手選手の躍動を評価している。ただし結果を残せず、「思い描いていたものと程遠いシーズンとなってしまったこと、応援いただいている皆様へピッチの結果で感謝の気持ちを伝えられなかったこと、言葉では言い表せないほど非常に悔しく、現状を重く受け止めております」と総括している。
3期続いた赤字から脱却する予定であり、「ピッチで結果を出すことで成長してきたクラブは今、大きな変革期を迎えています」とも現状を捉える。
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一方、「未来」という言葉が5回登場している。声明の冒頭の謝罪部分以外で「J2昇格」には触れられていない。J2復帰へ一丸になれているのか。クラブの視線は一体どこに向かっているのかという違和感が残る内容にもなってしまっている。




