【高校選手権】「構造的いじめ」仙台育英が出場辞退、宮城代表の扱いJFA「調整中」。準優勝は聖和学園
全国高校サッカー選手権の大会公式ロゴ。 (C)SAKANOWA
県予選決勝は1-2で敗れる。
日本サッカー協会(JFA)は11月14日、11日に全国高等学校体育連盟(高体連)とJFAに第104回全国高校サッカー選手権大会の宮城県代表チームである仙台育英高校から出場を辞退する旨の連絡があったと発表した。JFAによると、宮城県代表の取扱については、現在調整中ということだ。
仙台育英は11月12日、同校公式サイトで、サッカー部内のいじめに関するレポートを公開。決して「一部の生徒」による加害ではなく、部活全体として「構造的いじめ」ができる環境にあったと次のように報告していた。
「本調査によって、必ずしも一部の生徒だけに限られたいじめ事案ではなく、サッカー部全体、顧問団ならびに生徒の人権意識が不十分なために、『構造的いじめ』を生じさせ、これを見逃してしまう体制であったことが明らかになりました。
具体的には、部内規律の名のもとに、遅刻や無断欠席などの部内ルール違反や練習時におけるノルマ不達成に対して連帯責任での罰則が慣例化する中、その罰則の回避のために意図せずして一時期の資質・能力によって生徒間の上下関係が固定化し、特定の生徒が集団から疎外され、いじりや過剰な注意、さらに強要につながるといったことが確認できました」
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11月2日に行われた選手権県予選決勝では、聖和学園が1-2で敗れて準優勝になっていた。




