【高校選手権】尚志の仲村監督「憧れの前橋育英さんに勝てて嬉しい」
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神村学園、東福岡に続いて強豪を次々と撃破。
[全国高校サッカー選手権 3回戦] 尚志(福島)2-1 前橋育英(群馬)/2019年1月3日/浦和駒場
尚志が前回覇者の前橋育英に2-1の勝利を収め、2011年度以来のベスト8進出を決めた。
一進一退の攻防が続くなか迎えた後半に目まぐるしく試合が動き、49分に沼田皇海、 51分に染野唯月が決めて、尚志が2点先取に成功する。そこから前橋育英も猛反撃に出て、71分の高橋尚紀のゴールで1点差に詰め寄る。
試合はそのまま尚志が2-1で逃げ切り、ベスト4に進出した2011年度の90回大会以来となる8強に駒を進めた。1回戦の神村学園、2回戦の東福岡と、いずれも強豪を撃破しての勝ち上がりだ。
試合後、尚志の仲村浩二監督は次のように語った。
「憧れていた前育(前橋育英)のサッカーにこのような形で勝てて、嬉しいです。(ハーフタイムには)ここからは気持ちが大事。取るべき時に取ったほうが勝つぞと声をかけました。苦しい震災の時に4強に進んで以来。Jビレッジを再び利用できるようになったなかでのベスト8を嬉しく思います。すべてが決勝のつもりで頑張ります」
また、先制点を決めた沼田は「苦しい時にチームを救えたらと思っていたので、嬉しいです。一戦一戦を大事に戦い、優勝を勝ち獲りたい」、2点目の染野は「点を決めて勝ちたいと思っていたので、決められて嬉しいです。この勝利は大きい。尚志らしい戦いをして県民に勇気を与えたいです」と、それぞれ喜びを語った。
1月5日に行われる準々決勝で、尚志は帝京長岡と長崎総科大附の勝者と等々力陸上競技場で14時10分から対戦する。
文:サカノワ編集グループ