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鹿島GK早川友基が日本代表で深めた自信「本当にやりやすかった」欧州組と戦って引き上げられた視座

ボリビア戦でフル出場した日本代表のGK早川友基。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

より大きな存在となってラスト2試合、リーグ制覇に挑む。

[キリンチャレンジ杯]日本代表 3―0 ボリビア代表/2025年11月18日19:15/国立競技場

 キリンチャレンジカップ11月シリーズ第2戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が鎌田大地、町野修斗、中村敬斗のゴールで、ボリビア代表に3-0の勝利を収めた。森保一監督の国際Aマッチ通算100試合目の指揮となった節目の一戦を快勝で飾った。

 GK早川友基は14日のガーナ代表戦(2-0)に続いて2試合連続でのフル出場を果たし、いずれも無失点勝利を支えた。

 ヨーロッパ組を含めたフルメンバーでは初の出場となった2試合だが、「チームとはスタイルが異なるだけに吸収できることも多く、成長できるなと感じた」と頷き、このボリビア戦は「相手との距離感もけっこう落ち着いて見ら見れてれて、そのプレッシャーの掛け方やスピード感をちゃんと把握しながらプレーできたと思います」とより全体を意識してできたそうだ。

 とはいえ、予想もしないようなところからもシュートが打たれる。それだけに「常に備えておく必要がある」と集中を切らさなかった。また、ゴール前の密集になる場面での冷静な対応は光った。

「このレベルでは当たり前かもしれませんが、簡単にパスを下げないところやまずタテパスを狙うところ、対人や自分のところでは負けないところは徹底されていた。3バックで守っているので、スライドや(マークの)引き渡しの速さは、自分が指示を出す前から意思疎通できているところも多く、本当にやりやすかった」日本人選手の“トップ・オブ・トップ”とともに生活し、ピッチに立った11月シリーズは、早川をより大きな存在へと引き上げてくれたようだ。

 周りは全員欧州組だったが……その話題を振られると、現在J1リーグ首位に立つ鹿島のGK早川は「身の回りにそのような選手がいて、いろいろ刺激を受けました。自分のキャリアを考えながら、進んでいきたいです」と答えていた。

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 9年ぶりのリーグ制覇を狙う首位・鹿島は11月30日にアウェーで東京ヴェルディ、12月6日にホームで横浜F・マリノスと対戦する。

Posted by 塚越始