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【鹿島】なぜ鈴木優磨はPKを譲ったのか?「エヴェ復活は僕のミッション」。柏に2-1勝利!

鹿島の鈴木優磨。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「みんながエヴェのゴールを待っていた」

[J1 19節] 柏 1-2 鹿島/2022年7月2日18:30/三協フロンテア柏スタジアム

 J1リーグ19節、鹿島アントラーズのFW鈴木優磨が柏レイソル戦後に取材に応じて、上田綺世が抜けたチーム状況、そして自ら得たPKをエヴェラウドに譲った舞台裏について明かした。

 チーム最多リーグ10得点を決めてきた上田がベルギー1部サークル・ブルッヘに移籍。鈴木はチームにとっては痛手だが、それをポジティブのパワーに変えてきたのが鹿島だと強調する。

「間違いなくチームにとって痛いですが、鹿島は誰がいなくなっても勝ってきたクラブ。スペシャルな選手が抜けた今、泥臭く1点差や全員で勝っていく試合を目指そうと、ある程度みんなとも話しました。非常に難しいゲームでしたが、泥臭く勝つことができました」

 PKを獲得したシーンについて、鈴木は「タッチがデカくなったと思ったら抜け出せて、そこで上手く(ファウルを)もらうことができました」と振り返った。

 また、そのキックをエヴェラウドに譲った理由について、キャプテンマークをつける鹿島の40番は次のように明かした。

「綺世が抜けた今、エヴェラウドに懸かる期待はすごく大きいです。僕自身、鹿島に復帰して、個人的に、エヴェをもう一度復活させることが大きなミッションの一つでした。綺世も素晴らしいですが、エヴェも負けないぐらい素晴らしい選手だと分かっています。みんながエヴェのゴールを待っていました。自信を取り戻してほしいという思いもありました。あとは、僕はPKが下手なので……」

 ちなみにそのPKをエヴェラウドが蹴る時、鈴木は後ろを向いてそのシーンを直視せず。「蹴るエヴェラウドより緊張していました」と、鈴木は笑った。

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