【鹿島】新助っ人アラーノは謙虚「ジーコの半分ぐらい貢献したい」

鹿島に加入したエヴェラウド(左)とファン・アラーノ(右)。(C)SAKANOWA

23歳の攻撃的MFは「オファーを断る理由など一つもなかった。ピッチの中でも外でも、勝利のため貢献したい」。

 鹿島アントラーズの新体制発表記者会見が1月23日に鹿嶋市内で行われ、新加入11選手が新天地での抱負を語った。そのなかで昨季ブラジル・セリエBのコリチーバFCで1部昇格に貢献したブラジル人MFフアン・アラーノは、「練習するなかで、徐々にアントラーズというクラブのことを理解してきています。さらに自分の質を上げて、クラブの目標を叶えるため、僕の武器で貢献したい」と決意を示した。

 質疑応答の中で、鹿島のシンボルである現スポーツダイレクターのジーコのイメージや接点などを聞かれると、現在23歳でそのレジェンドの現役時代は知らないアラーノだが、次のように語った。

「ここ最近ですが、ジーコが鹿島でどのようなプレーをしていたのか、どのような貢献をしてきたのかを見ました。

 彼がどれだけ大きな存在で、鹿島に非常に貢献していたかが分かりました。

 ブラジルではみんなから愛され、素晴らしい実績を残していて、みんなが彼のことを知っています。ただ、鹿島で、どのような貢献をしてきたのかを初めて知り、さらに驚かされました。そんなジーコの半分ぐらいは貢献できればと思っています。

 彼に追いつけるように、日々努力したい。まだ面識がないので会える日を楽しみにしています」

 そのようにアラーノは話し、ジーコに少しでも追いつきたいという目標も立てていた。

「自分のキャリアの中では、最大の挑戦になります。アントラーズの規模を考えると、オファーを断る理由など一つもありませんでした。ピッチ内でもちろん貢献し、たとえ試合に出られない時でもチームメイトが勝利するための手助けをしたい。タイトルを獲得して、この挑戦を成功という形で残したいです」

 アラーノはそのように力強く語った。

 昨季はインテル・ナシオナルからコリチーバにレンタル移籍し、鹿島OBでもあるジョルジーニョ監督のもとでプレー。セリエBで33試合(2561分)に出場、5得点・5アシストを記録した。おもにトップ下でプレーするなど2列目で攻撃をけん引。2018年にはインテルナシオナルの一員として、セリエAの9試合にも出場している。

 セルジーニョの退団が決定的であるだけに、彼に懸かる期待は大きい。1月28日のアジアチャンピオズリーグ(ACL)のプレーオフ、メルボルン・ビクトリー戦で鹿島でのデビューを果たすのか。謙虚で実直なファン・アラーノが、鹿島にどのような効果をもたらすのか。挑戦の2020年が始まった。

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[取材・文:塚越 始]

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