【Jリーグ:監督人事】水戸・樹森大介コーチ昇格、松本山雅・石﨑信弘氏、讃岐・大嶽直人氏が就任
水戸の森直樹監督。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
クラブ史上初のJ1昇格を成し遂げた水戸の森直樹監督はフットボールダイレクターに。
J1リーグ昇格を決めた水戸ホーリーホックは12月8日、2026年から樹森大介コーチが監督に昇格すると発表した。西村卓朗GM(ゼネラルマネージャー兼取締役)の退任に伴い、森直樹監督が強化責任者のフットボールダイレクターに就任する。
また、J3リーグの松本山雅FCは来季、ヴァンラーレ八戸をJ2に導いた石﨑信弘氏が新監督に就任すると発表した。
さらにJ3リーグのカマタマーレ讃岐は、今年8月までFC大阪を率いた大嶽直人氏が新シーズンから監督に就くと発表した。
水戸はクラブの今後を見据えて、大きな決断を下した。森監督は次のようにコメントしている。
「今シーズン、どんな時も熱く、力強く、共に戦い続けてくださったファン・サポーターの皆さま、そして水戸ホーリーホックを支えてくださっているすべての皆さまに、心から感謝申し上げます。
31年間、苦しい時期の方が多かった中でもクラブを存続させ、前へと進み続けてくれたクラブOBをはじめとする先人の皆さまがいてくださったからこそ、J2優勝・J1昇格を掴み取れたと感じています。
この1年、選手たちは成長しようと、規律と覚悟を持って戦う集団として、『やりきる・走りきる・勝ちきる』の言葉どおり最後まで戦い抜いてくれました。皆さまとともに積み上げてきた時間は、私にとって大切な誇りであり、かけがえのない財産です。本当にありがとうございました。
クラブは大きな転換期を迎えています。 西村GMより後任を任せたいという話を受け、これまで築き上げてきた『育成』をはじめとする多くの価値を守り、さらに前へと進めていく責任を担うのは自分しかいないと強く感じました。 未来を切り拓き、クラブが次のステージへ進むための決断です。
これまでとは立場が変わりますが、クラブをより強く、戦う集団へと進化させていくという思いに、一切の揺らぎはありません。 水戸ホーリーホックが掲げる未来を、必ず実現させます。
引き続き、皆さまのお力をお貸しいただければ幸いです。 これからも共に、前へ進み続けましょう。よろしくお願いいたします」
いま読まれている記事>>遠藤航が久々出場、スロット監督は起用法に言及。しかしリバプール、リーズ田中碧弾を食らい逃げ切り失敗
また松本の石﨑・新監督は「松本山雅FCの監督に就任できたこと、これほど胸を震わせる瞬間はありません。このクラブ、この街、この緑を背負って戦えることに、魂の底から燃えています。私は、ただの勝利では満足しません。前へ出る。奪いに行く。走り倒す。倒れても立ち上がる。アグレッシブで、貪欲で、執念むき出しの山雅をつくります」と誓っている。




