J1優勝の鹿島、得点王FWレオ・セアラにバイーアが高額オファーか
鹿島のレオ・セアラ。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
移籍金は約400万ドル、ブラジル名門が本格調査。
ブラジル1部ECバイーアが、J1リーグ王者・鹿島アントラーズに所属するFWレオ・セアラ(Léo Ceará)の獲得に向けてオファーを出したという。ブラジルメディア『Jornal MASSA!』が12月22日に報じた。
同メディアによると、バイーアは今季の得点力強化を目的にセンターフォワードの補強を進めており、鹿島でJ1得点王に輝いたレオ・セアラを有力候補の一人としてリストアップ。すでにクラブ間で選手の状況について調査したうえで打診を行ったという。
報道によると、鹿島が設定している契約解除金(移籍金)は400万ドル(約6億2000万円)とされる。レオ・セアラは鹿島と2027年12月まで契約を結んでおり、昨シーズン加入時の移籍金は約1800万レアル(約5億円)だったと伝えられている。
現在30歳のレオ・セアラは、セレッソ大阪から加入した1年目、21得点を決めて初のリーグ得点王に輝く活躍を見せた。鹿島はJ1制覇を果たし、さっそくエースストライカーとしてフル稼働した。
一方、バイーアは、ウィリアン・ジョゼとポジションを争える「即戦力の点取り屋」が補強ポイントとなっている。レオ・セアラはかつてECヴィトーリアでプレーしており、バイーアにとっては“ライバルクラブ出身選手”という背景もある。
鹿島としては、2026-27シーズンのJ1連覇とAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリート制覇を見据えるなか、レオ・セアラは重要な得点源となる。一方、設定されている条件次第ではクラブの判断が注目される局面にもなり得る。
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今冬……あるいは来夏!? J1得点王を巡る動きは今後も関心を集めそうだ。




