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【鹿島】カップ戦ホームでの勝利に岩政監督「サッカーの神様から『お前たちは乗り越えられるか』と突きつけられたような試合」。荒木遼太郎の“復活への一歩”を喜ぶ

鹿島の荒木遼太郎。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

佐野海舟の縦パス→溝口修平→荒木。垣田裕暉が走って作ったスペースを、アントラーズの『10番』が進入しゴール!

[ルヴァンカップ GS3節] 鹿島 1-0 福岡/2023年4月5日19:03/県立カシマサッカースタジアム

 ルヴァンカップ・グループステージ(GS)3節、鹿島アントラーズがアビスパ福岡に1-0の勝利を収めた。今シーズン公式戦では初のホームでの勝利に。鹿島、福岡ともにGS1勝1分1敗。

 決勝ゴールを決めたのは『10番』荒木遼太郎だ。32分、佐野海舟の縦パスを受けた溝口修平が荒木につける。すると垣田裕暉が走って作ったスペースを、荒木が思い切って進入し、見事にシュートを突き刺した。

 これが決勝点となって、鹿島が1-0。リーグ戦へ弾みをつける1勝となるか――。

 岩政大樹監督は試合後の記者会見で、「サッカーの神様から『お前たちは乗り越えられるか』と突きつけられたような試合だった」と振り返った。Jリーグ公式サイトに一問一答の要旨が掲載されている。

 1-0の勝利について問われると、指揮官は次のように答えている。

「おそらく呪縛があり、1-0になったと僕は思っています。サッカーの神様はいろんなことを僕らに試してくるので、試合終盤、それを勝ち切るため『お前たちは乗り越えられるか』と突きつけられたような試合だったと思います。

 勝っていくことで流れが変わり、今日は荒木にも初ゴールが生まれましたけど、そうやって点を取れた選手が自信をつけていけば、2点目、3点目も取れると思っています。

 前半の福岡があれだけ失点しなければいいという展開になると、ハイペースのサッカーが望めず、少しチャンスを作りづらくなったところはあります。そのなかでも、試合前にみんなで共有していた、狙いたいスペースをしっかり突きながら、相手が崩れるところを得点まで結びつけられたので、これでまた自信をつけていきたいです」

 また、今季公式戦初ゴールを決めた荒木について、岩政監督は「これぐらいやって当然の選手。荒木の復活が今年のウチのテーマの一つで、その一歩をやっと刻めたと思います。これを続けてほしいです」と期待を寄せた。

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