仏メディア「ヤスダグループの未払いが理由」中村敬斗のスタッド・ランス、胸スポンサー『YASUDA』外す
中村敬斗らスタッド・ランスの選手は胸スポンサーなしのユニフォームで戦った。 公式インスタグラムより
年明け初戦、FCアヌシーに2-1勝利。ついにリーグ2位浮上
フランス2部リーグ(リーグ・ドゥ)第19節、スタッド・ランスは1月4日(現地3日)、ホームでFCアヌシーに2-1で勝利を収めた。年明け初戦を白星で飾り、ついに順位を2位まで押し上げている。
しかし、この試合で大きな注目を集めたのはピッチ上のプレーだけではなかった。スタッド・ランスは胸スポンサーのロゴを外したユニフォームで試合に臨み、「YASUDA」の文字は確認できなかった。
フランス地元紙『L’Union』は試合後、「スタッド・ランスはアヌシー戦を胸スポンサーなしで戦った」と報道。その理由について、地元公共放送『Ici Champagne-Ardenne』の情報として、「通常このスペースを占めている日本企業ヤスダが、支払うべき金額をまだ履行していないため」と伝えている。
同紙は、胸スポンサーが消えたものの、ゴール裏の広告バナーやミックスゾーンのパネルには引き続き「YASUDA」のロゴが掲出されている点にも言及。クラブ公式ショップでは、スポンサー入りのユニフォームも販売されているという。
さらに試合前には、スタッド・ランスを長年取材する記者アレクサンドル・オダブラム氏もエックス(旧ツイッター)で、「ヤスダが契約上の義務を果たしておらず、支払いも完了していないため、今夜は胸スポンサーなしでプレーする」と投稿。この状況が長期化する可能性にも触れていた。
ヤスダグループを巡っては、昨年末にも別のクラブで未払い問題が報じられたばかりだ。スペインの地元メディアは、レアル・ソシエダとのパートナーシップ契約に関連し、約1340万ユーロ(約24億4000万円)の債務が残っていると報道。今夏の日本ツアーでは一定の支払いが確認されたとされる一方、回収リスクの高さも指摘されていた。
また、昨夏にはFCバルセロナの来日ツアーを巡り、未払いを主張する声が韓国側スポンサーから上がり、試合中止寸前まで発展した騒動も記憶に新しい。
現在、ヤスダグループの公式サイトを見ると、「トピックス」の更新は昨年7月のジャパンツアー関連情報を最後に止まったままだ。こうした状況を踏まえると、スタッド・ランスの胸スポンサー消失は、単なる一時的な措置ではない可能性も否定できない。
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スタッド・ランスの中村敬斗はこの試合、フル出場を果たして勝利に貢献した。チームは好調を維持し昇格争いの中心に立つなか、スポンサー問題への注視が今後も必要になりそうだ。




