【アビスパ福岡】金明輝監督をコンプラ違反で解任。鳥栖時代はパワハラにより処分
金明輝氏。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「今回の事態を重大なものと受け止め、コンプライアンス遵守の徹底に取り組んでまいります」
J1リーグのアビスパ福岡は1月5日、金明輝監督(KIM Myung Hwi)との契約について、コンプライアンスに抵触する行為が確認されたとして、2026年1月4日付で合意解約したと発表した。
クラブの公式発表によると、詳細については関係者への影響や個人情報への配慮を踏まえ、現在も事実関係の整理と適切な対応を進めている段階であり、公表は差し控えるとしている。
金監督は2025シーズン、福岡の指揮官に就任。過去にサガン鳥栖時代のパワーハラスメント問題で処分を受けた経緯があり、その人事は就任当初から大きな議論を呼んでいた。
実際、長年クラブを支えてきた老舗明太子メーカー「ふくや」は、監督選定プロセスとレピュテーションリスクへの懸念を理由の一つとして、2024シーズン限りでスポンサー契約を満了していた。
そうしたなか発表された今回の契約解消は、クラブのガバナンスやコンプライアンス体制の在り方を改めて問う深刻な出来事となった。
福岡は当面の間、塚原真也ヘッドコーチが暫定的にトップチームの指揮を執る。クラブは声明の中で、「金監督には、この1年、クラブおよびチームの発展に尽力いただいたことに対し、感謝の意を表します」とした一方、「今回の事態を重大なものと受け止め、組織としての規律意識を見直し、コンプライアンス遵守の徹底と管理体制のさらなる強化に取り組んでいく」としている。
また、「関係者の皆さま、ならびに日頃よりクラブを支えてくださっている皆さまに、ご心配とご迷惑をおかけする結果となりましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
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