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中国リーグが移籍市場で積極的に動き出す。横浜FMの22歳トーゴ代表ボランチ、超級リーグ3連覇の上海海港へ買い取りオプション付きでレンタル

横浜FMのサポーター。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

再び日本市場へ目を向け出す

 J1リーグの横浜F・マリノスは1月9日、トーゴ代表MFジャン・クルード(Jean Claude)が、中国スーパーリーグ(CSL)の上海海港足球倶楽部へ、買い取りオプション付きで期限付き移籍すると発表した。レンタル期間は2026年12月31日まで。

 ジャン・クルードは2003年12月14日生まれの22歳。187cmの高さと強さを兼ね備えたミッドフィルダーで、UAEのアル・ナスルSC、ウクライナのFCゾリャ・ルハーンシクを経て、2025シーズンに横浜FMへ加入した。

 横浜FMでは2025シーズン、J1リーグ24試合、天皇杯2試合、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)エリート6試合に出場。混迷を極めたなか若さやポテンシャルを生かして徐々に順応し、J1残留に貢献した。

 一方、中国サッカー界は2022年までコロナ禍の影響でリーグ運営を事実上閉鎖。その後、恒大集団(恒大グループ)の破産を契機に、クラブ名への企業名使用禁止、財政規制の強化、八百長関与者の排除など、大幅な制度改革を進めてきた。

 改革以降は観客動員数が回復し、移籍市場でも外国籍選手の獲得が徐々に増加。近年はJリーグからの補強も再開され、中国クラブが再び日本市場に目を向ける動きが確認されている。

 上海海港は2025シーズン、中国超級リーグ3連覇を達成。ACLエリートでの復権を目指して、戦力補強を進めてきた。

 ジャン・クルードは期限付き移籍での加入となるが、買い取りオプションが設定されている。活躍ぶりや条件の達成によって、完全移籍に移行する。

 中国リーグが再び活性化するなかでの今回の移籍は、一つの試金石になるかもしれない。

 ジャン・クルードは横浜FMサポーターに向けて、次のように抱負を語っている。

「日頃より温かいご声援をいただき、本当にありがとうございます。これまで支えてくれたすべての皆さん、そしてどんな時も信じ続け、成長を後押ししてくれた最高のファン・サポーターの皆さんに心から感謝しています。

 良い時も苦しい時も、常にそばで支えていただきました。この横浜F・マリノスで過ごした時間は、僕にとってかけがえのない特別なものです。このたび、期限付き移籍という形で新たなチャレンジに向かうことになりましたが、感謝とリスペクトの気持ちは変わりません。

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 ここで得た経験を糧に、さらに成長した姿で、またこの場所に戻ってこられるように全力で戦ってきます。これからも変わらぬ応援をよろしくお願いします。本当にありがとうございました」