【浦和】中国記者に指摘された長澤「ルール違反」少な目でACL勝利に貢献
浦和の長澤和輝。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
広州恒大との激闘を経て、「今日はそこまでルール違反しないで勝つことができてよかったです」。
[ACL準決勝 2nd ] 広州恒大 0-1 浦和/2019年10月23日/広州天河体育場
※2試合トータル 3-0で浦和が決勝進出
浦和レッズのMF長澤和輝が、アジアチャンピオンズリーグ( ACL )の広州恒大との準決勝第2戦(セカンドレグ)で3-4-2-1のシャドーとしてフル出場し、1-0の勝利に貢献した。すると浦和の背番号7は試合後、自身のSNSのツイッター( @nagasaman1216 )を更新して、次のようにつぶやいた。
「今日はそこまでルール違反しないで勝つことができてよかったです。
決勝みんなで心を1つに戦いましょう!
今日は応援ありがとうございました。」
ルール違反――。前日の大槻毅監督と興梠慎三副キャプテンが臨んだ公式記者会見で、中国記者と次のようなやりとりがあったという。浦和の公式ホームページでは、次のように紹介されている。
中国人記者 (大槻)監督に質問です。レッズの7番の選手(長澤)はよくルール違反をして相手にいろいろ細かいことをやるが、あれは7番の選手が個人的にしているのか、チームとしての作戦なのでしょうか?
大槻監督 悪いことをしたかどうかを決めるのはレフェリーで、僕は決められません。レフェリーの笛が鳴ればルール上はファウルですし、笛が鳴らなければファウルではありません。そういったところに対し、いろいろな思惑があり、主観が入るのがフットボールのゲームです。だから、あなたがそう思うのであれば、そうだと思います。ただ、僕のチームにいるのは、そうではなく、常に勇敢に戦う選手だと思っています。
そのように「ルール違反の男」として中国の現地記者から名指しされたのだ。第1戦で主審にアピールすることが何度かあり、そういった行為が「ルール違反」に見えたようだ。
それを受けて長澤はそのように、「ルール違反」少な目だったと報告をしている。
ちなみにアジアサッカー連盟(AFC)がまとめたデータによると、この試合で長澤がファウルを受けてFKを得たのは7回、長澤によるファウルは1回だったということだ。
長澤はこの大会、今シーズン通算10試合・1得点・2アシストを記録。2017年の出場数「5」の2倍になった。ハードワークでの貢献度が光る27歳のアタッカーは浦和に不可欠な存在として、チームをアジアの頂まで導けるか。もちろん、さらにゴールに絡みたいところだ。
浦和は優勝した2017年大会以来2年ぶりの決勝進出で、対戦相手はその2017年に続き、サウジアラビアのアル・ヒラルとなった。11月9日の第1戦はアウェー、11月24日の第2戦はホームの埼玉スタジアムで行われる。
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[文:サカノワ編集グループ]
Topics:ACL ( Asia Champions League );Guangzhou Evergrande 0-1 Urawa Red Diamonds.