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【浦和】トーマス・デン『無敗』継続。槙野智章とのコンビは「互いに助け合えた」

清水戦後にオンラインによる取材に応じた浦和のトーマス・デン。(C)SAKANOWA 協力:浦和レッズ

4試合ぶりの出場で清水と1-1ドロー。「『右、左、前、後ろ』という日本語は使っています」

[J1 8節] 浦和 1-1 清水/2020年8月1日/埼玉スタジアム

 J1リーグ浦和レッズのオーストラリア代表DFトーマス・デンが清水エスパルス戦でリーグ4試合ぶりにセンターバックとしてピッチに立ち、フル出場を果たした。1失点は喫したものの1-1のドロー。デンが出場した試合は2勝2分と「無敗」をキープしている。

 この日は槙野智章と初めてコンビを組んだ。声を掛けて確認し合うこと、サポートし合うことで、それぞれ補完し長所を引き出した。

「一番大事なのはコミュニケーション。互いに助け合うことができます。槙野選手とはすごくやりやすかったです。疲労の出てくる時間帯もコミュニケーションを取り、チーム全体に危険な場面でシグナルを与えられました。もちろん失点してしまったのは残念で、2点目を取って試合を決めてしまいたかったです。ただ負けてはいません。引き分けなので前を向きたいと思います」

 デンが今最も心掛けているのは二つで、「失点ゼロで抑えること。そして大槻監督からはボールを前へ持ち運ぶことを伝えてくれているので、最初のラインを崩して、次に展開するそこを意識しています」だと言う。そうしたなか清水戦は「前半相手もコンパクトに保ってきていたので難しい状況でしたが、後半から試合が動くようになり、そこでスペースを見つけながら背後を突いてチャンスを作れました」と、意図した守備から攻撃への展開もできていたとプラスに捉えていた。

「4試合ぶりに戻ってきて、勝点3を取れなかったのは残念ですが、意味のある勝点1になったと思います。イエローカードをもらってしまいましたが、時に積極的にボールへチャレンジしなければいけません。もちろん、そのあとはさらに警告を受けないように気を付けました。(コミュニケーションについて)『右、左、前、後ろ』という日本語は使っています。あとはみんなにも通じる英語を活用しています」

 自分がピッチに立てば負けないという自負が感じられる。浦和のトーマス・デンとして、赤いユニフォームもしっくり似合い、ピッチに立つとその存在が一段と際立ってきている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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