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鹿島学園GKスリブンヤコが自信を深めたきっかけは、浦和レッズのスカウトからの一言。全国高校サッカー選手権、神村学園に敗れ準優勝

写真:長田洋平/アフロスポーツ

無心だったPKストップ、「歓声は聞こえなかった」

[全国高校サッカー選手権 決勝] 神村学園 2-0 鹿島学園 / 2026年1月12日14:05 / MUFG国立競技場 ※45分ハーフ

 第104回全国高校サッカー選手権決勝は、神村学園(鹿児島)が鹿島学園(茨城)を2-0で下し、初優勝を果たした。

 惜しくも準優勝に終わった鹿島学園だが、ゴールを守ったU-17タイ代表GKプムラピー・スリブンヤコ(2年 Poomrapee Sribunyakul)は、PKストップのビッグセーブを見せるなど、この日も気を吐いた。

 MUFG国立競技場は6万人を超える大観衆で埋まり、スリブンヤコは「チケット完売とは聞いていましたが、ピッチに入った時はすごい雰囲気でした」と振り返る。この試合はタイでも中継されたそうだ。

 それだけに試合序盤は緊張もあったというが、徐々にその雰囲気に順応していった。そしてPKを止めた場面については、「歓声は聞こえていなかったです。止めたあと、(木下)永愛たちが『ヨッシャー』と言ってくれて、それで分かりました」と、まさに無心で集中していたと明かした。

 しかし、神村学園に力の差を見せ付けられた。スリブンヤコは「ここから一生懸命やって、来年また国立に戻ってきたい。3年生になって勝ちたいです」と言葉に力を込めた。

 また、来日当初は日本語がほとんど話せなかったという。

「仲間との会話や勉強、YouTubeを見て、少しずつ覚えました」

 鹿島学園を選んだ理由については、「留学生を受け入れていて、サッカーのレベルも高かった」と説明する。

 日本を意識するようになったきっかけは、高校進学前の経験にあった。

「タイのクラブでプレーした時、ちょうど練習試合を見ていた浦和レッズのスカウトの方から『良かったよ』と言われました。それがあって、日本に行きたいと思いました」

 浦和レッズはムアントン・ユナイテッドとパートナーシップを締結している。その関係を端緒に、スリブンヤコの日本挑戦がスタートしたというのだ。

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 そして自身の将来像を問われると、「自分だけじゃなく、タイ人のためにも」と語り、日本での挑戦を通じて母国に還元したい思いを口にしていた。