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【C大阪】神村学園から加入の大迫塁「セレッソといえば、大迫塁だよねと言われる選手になりたいです」

神村学園の大迫塁。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

選手権では“完全燃焼”「楽しかったです」

 全国高校サッカー選手権で3位に入った神村学園の大迫塁が2023シーズン、J1リーグのセレッソ大阪に加入する。

 高校選手権では準決勝、優勝した岡山学芸館(岡山)と90分戦い3-3で引き分けて、PK戦の末に敗れた。

 神村のキャプテンを務めたMF大迫塁はボランチとして、長短のパスを織り交ぜて、さらにセットプレーキッカーも担い、左足の精度の高いキックから幾度となくチャンスを作り出していった。岡山学芸館戦の59分には、「あそこは決められる気しかなかった」と直接フリーキックを決めてみせた。さらに69分には、コーナーキックからDF中江小次郎のヘッド弾をアシストした。

 大迫は準決勝の後、むしろスッキリした表情で語った。

「楽しかったです。1試合1試合強くなっていく実感があって、見ている人も楽しめるゲームだったと思います。高校サッカーらしいゲームができました」

 完全燃焼。納得し、結果を受け止めていた。

 こうした前向きな性格が、きっとチームを引っ張り、窮地を救ってきたのだろう。そう思わせる場面もあった。

 開始早々6分に失点した際、大迫はチームメイトに「落ち着いていこう」とジェスチャーを繰り返した。

「失点は取り返しがつかないから次に切り替えていこう。絶対に次に取れるから、この1失点で抑えようと声をかけました」

 神村学園は準決勝までの3試合、いずれも先制されながらも勝ち上がってきた。大会を通じて、メンタル的にタフさが培われていったのかもしれない。

 準決勝も同じように先制された展開だった。一時はリードしたものの勝ち切れず、大迫は敗因に「粘り強さの差」を挙げた。

「自分たちよりも相手が秀でていました。もっとできれば良かった。次の舞台でやっていきたいです」

 高校生活最後の大会が終わり、大迫はC大阪でのプロ生活をスタートさせる。

「セレッソといえば、大迫塁だよねと言われる選手になりたいです」

 薩摩訛りが、なんとも初々しかった。

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Posted by 佐藤亮太

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