世界のATOM、ヘルシンキ復帰!田中亜土夢「戻ってきました、幸せです」
セレッソ大阪での田中亜土夢。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
4月開幕、まず7月まで契約。
セレッソ大阪を昨季限りで退団したあとフリーになっていたMF田中亜土夢が3月2日、2017年までプレーしていたフィンランドのHJKヘルシンキに加入することが決まった。HJKヘルシンキが公式サイトで発表した。フィンランドリーグは4月開幕予定で、まず7月までの契約になるという。
田中は1987年10月4日生まれ、32歳。新潟県新潟市東区出身、167センチ・68キロ。
これまでのキャリアは、前橋育英高 ― アルビレックス新潟 ― HJKヘルシンキ ― セレッソ大阪 ― HJKヘルシンキ。2019シーズンはロティーナ監督のもとで重宝され、J1リーグ21試合・2得点、ルヴァンカップ8試合・1得点、天皇杯3試合・0得点を記録している。
フィンランドリーグでは2015年から2017年までの3シーズンにわたってプレー。通算成績はJ1リーグ227試合・19得点、ルヴァンカップ42・4得点、18 試合・5得点、フィンランド1部リーグ81試合・20得点。
HJKヘルシンキの公式サイトでは田中について、「オールランドな役割をこなせる攻撃的ミッドフィルダーで、攻撃面のみならず、プレッシングによる守備面でも貢献。いつも笑顔のAtomを見られることは嬉しいこと。ようこそアトム!」と、歓迎している。
動画で登場した田中は英語で「戻ってきました。再びプレーできることを幸せに思います」と、ファンに向けてメッセージを送っている。
また、地元メディア『yle』は、田中が在籍した2017年にリーグ優勝を果たしていることなどに触れ、「日本のスターが戻ってきた。アトムは好調時、チームでトップの成績を収めていた(2015年には31試合・8ゴールを記録)」とも伝えている。
HJKヘルシンキは国内リーグ28度の優勝を果たしている名門。しかしリーグ連覇を果たしたあとの昨季、5位に終わっていて、2020年は復活を期すシーズンとなる。
日本の亜土夢が、世界のAtomとして、フィンランドの首都ヘルシンキを舞台に戦う!
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[文:サカノワ編集グループ]
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