【浦和×C大阪】鮮烈の決勝点、田中亜土夢「自分のテンポ、リズムから本当にイメージ通り打てた」

浦和戦で決勝ゴールを決めたC大阪の田中亜土夢。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ペナルティエリアの外から一閃。GK西川周作の牙城を崩し、チームは4連勝!

[J1 26節] 浦和 1-2 C大阪/2019年9月13日/埼玉スタジアム2〇〇2

 セレッソ大阪戦のMF田中亜土夢が浦和レッズ戦、鮮やかなシュートを突き刺して、決勝点をもたらした。これでチームは4連勝。プロ14年目、31歳のアタッカーがチームを支えながら、強烈に突き上げる存在にもなっている。

 相手に退場者が出て数的優位になった直後だった。

 柿谷曜一朗と代わって途中出場した田中が、左サイドから中央にポジションを取り、右サイドを打開した松田陸からパスを受ける。すると、C大阪の背番号32はGK西川周作の位置を見て、「スペースができていて、いいタッチから、シュートを打つことができました」と、相手DF陣4人がシュートコースを塞ぐ直前に右足を振り抜いた。

「(ゴールは)狙い通りでした。周りが誰もいなかったので、いいテンポで、自分のリズムから打つことができました。本当にイメージ通りのところへ蹴ることができました」

 しっかりとコントロールされたボールが、浦和のゴールネットに突き刺さる。自身にとっても、3月30日の5節・ベガルタ仙台戦(〇2-0)以来の久々の一撃(今季リーグ2点目)となった。

「(ロティーナ監督からは)サイドハーフはまず守備のところで、しっかり締めるように言われています。その守備のところは意識してやっていました。また、動きのところでは、ボックス内に入ったところで、相手が付きずらいポジションに入って受けるように、と。サイドバックがボールを持った時には、FWのポジショニングを見ながらタイミングよく抜け出ていこうと、そこは意識してやっていました」

 確かにそういったチームの狙いと田中の豊富な経験から裏打ちされた”読み”が合致した、この完璧な一撃だった。

「(途中出場が続き)とにかくシュートを打ってゴールを取る、というところにフォーカスしています。今回もシチュエーション的に1-1のスコアで投入されて、ゴールを求められているなと思いました。少ない時間の中でも結果を残していきたいです。いいアピールになったかなと思います」

 金曜日に先に消化したこともあり、暫定5位に浮上。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権獲得圏(3位以内/天皇杯優勝チームが重複した場合は4位)は、完全にターゲットに捉えた。14日のFC東京対鹿島アントラーズ戦の結果によっては首位の背中も見えてくるか。

 田中の活躍がもたらす影響は大きく、これまで控えやチャンスを得られずにいた選手の闘志にも改めて火をつけた。もちろん、先発した選手たちにも、刺激を与えた。

 ゴールを決めたあと、そして試合後、田中を中心に歓喜の輪ができていった。C大阪の選手とサポーターが一つになり、関門とも言えたアウェーの埼スタで喜びを爆発させた。

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[取材・文:塚越 始]

Topics:Urawa reds 1-2 Cerezo Osaka;Atomu Tanaka get a goal!

Posted by 塚越始

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