【浦和】2021シーズン展望。リカが追及するミシャと似て非なる攻撃的スタイル│轡田哲朗×塚越始対談
阿部勇樹が開幕スタメンか!? 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
沖縄キャンプでのチーム作りから見えた、リカルド・ロドリゲス監督の“攻撃的なリアクション”スタイル。
浦和レッズが2月27日、FC東京戦でいよいよJ1リーグの2021シーズン開幕を迎える。今回は沖縄キャンプの全日程を取材したライターの轡田哲朗氏が、サカノワ編集長の塚越始の質問に答える形で、今季就任したリカルド・ロドリゲス監督のスタンス、戦術の浸透から実践まで――などを徹底検証。また、よく比較されてきたミハイロ・ペトロヴィッチ元監督(現・北海道コンサドーレ札幌)時代の「ポゼッションを主体とする攻撃的スタイル」との共通点と対照的な点について掘り下げた。
FC東京戦とその先の今季当面の展望、浮かび上がるキーマン、そして話題を集めたピッチ外のことまで……少し踏み込み考察する。(noteの有料コンテンツにて提供)
――・――・――
塚越 2021シーズン開幕を前に、浦和レッズにはいろいろなことがありました。日本代表デビューも果たしたアカデミー出身の橋岡大樹がシント=トロイデンに1年半のレンタル移籍。沖縄キャンプでは柏木陽介と杉本健勇が規律違反により処分に。柏木は国内外を問わず移籍の方向へ。そしてレオナルドが山東泰山に完全移籍。沖縄キャンプの全日程を現地で取材された轡田さんは、「あれ、あの選手がいない?」と気付かれたと思いますが、その際はどのように対応されたのでしょうか?
轡田 基本的にはチームの広報スタッフに聞く形です。キャンプは負荷調整で全体練習を1日外れることは頻繁にあり、そこまで気にはしませんでした。「今日、やめとくんだな」くらいです。ただ……。