「チェルシーがスカウト派遣」22歳の日本人MFは“金鉱”、オランダのクラブは売却を焦らず
NECの佐野航大。写真:アフロ
PSVやフェイエノールトに加え、欧州メガクラブも注視
オランダ1部エールディビジのNECナイメヘンに所属する日本代表MF佐野航大(Kodai Sano)に、欧州ビッグクラブの関心が高まっている。オランダメディア『フットボール・プレミアム』は1月15日、『フットボール・インターナショナル』の記事を引用し、22歳の日本人MFに対する国内外の評価と現状を伝えた。
佐野は今季、ディック・シュロイダー監督のもと中盤の中心選手として活躍。ボールに多く関与し、なおかつ高い位置からのプレスも怠らないプレースタイルが重宝されてきた。佐野自身も「ボールに多く触れられるのは楽しく、自分に合っている。サポーターもこのサッカーを楽しんでくれている」と手応えを語る。
NECは現在リーグ4位につけ、チームを牽引する佐野への注目度も急上昇している。国内ではPSVアイントホーフェン、フェイエノールト・ロッテルダムの名前が取り沙汰され、国外ではドイツやイングランドのクラブも関心を示している。ただし佐野自身は「移籍の話が出るのは理解しているが、考えすぎても良いプレーにはつながらない。いまはNECに集中している」と冷静だ。
『フットボールトランスファー』は1月4日付で、NECのカルロス・アールベルスSD(スポーツディレクター)のコメントを紹介。チェルシーFC、ボルシア・ドルトムント、バイエル・レバークーゼンといった欧州の強豪が、実際にスカウトを試合へ派遣していると明かしている。なかでもチェルシーは、将来性ある若手へ積極的に投資しており、佐野もその視野に入っているとされる。
一方、フェイエノールトは冬の移籍市場での獲得に向けて動いたが、移籍金を巡って折り合いがつかず、交渉は進展しなかったと言われる。
佐野は2028年までNECと契約を残している。アールベルスSDも「私たちは誰かを売らなければならない状況ではない。シーズン途中に主力を引き抜くなら、相応の対価が必要だ」と強気の姿勢を崩していない。佐野はクラブ史上でも高値で売却できる“金鉱”と見なされている。
佐野の推定市場価値は約690万ユーロ(約12億円)。NECで最も高い評価を受ける選手の一人だ。本人は「ゴールやアシストはまだ十分ではない」と自己分析しつつ、来夏の北中米ワールドカップ(北中米W杯)出場を目標に掲げる。
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兄でありドイツ・ブンデスリーガ1部1.FSVマインツ05でプレーする佐野海舟の活躍も刺激となっている。ビッグクラブが熱視線を送るなか、佐野航大は目の前の戦いに集中し、NECでその才能を磨いていく。




