高知でパワハラ処分の秋田豊氏、沖縄女子チームのスーパーバイザーに就任「勝つサッカーを築く、サッカーを愛する人への指導に変わりはない」
秋田豊氏
選手を病院で診療すべきというスタッフの提案拒否など5件、パワハラ認定
沖縄をホームとする女子サッカー九州2部リーグの琉球デイゴスは1月22日、元サッカー日本代表の秋田豊氏がスーパーバイザーに就任したと発表した。秋田氏はクラブ強化に関する技術的指導、選手育成、指導者育成に加え、クラブ運営面でも助言を行う。
クラブは「スポーツを通して、地域に必要とされるクラブ」を掲げ、女子サッカーの競技力向上と地域貢献活動を両輪に運営を進めており、秋田氏の知見と経験を得て、中長期的な体制強化を図る。
秋田氏はクラブを通じて、次のようにコメントしている。
「この度、琉球デイゴス スーパーバイザーに就任しました秋田豊です。
Jリーグコーチ、監督、球団経営を経験してきましたが、更なる高みを目指すため、サッカー指導を一から見直してレベルの高い指導を習得するにあたり地域リーグの女子サッカーを選択しました。
お話をいただいた時は仕事とサッカーを両立する女子の指導はと悩みましたが、勝つサッカーを築く、サッカーを愛する人への指導に変わりはなく、人の気持ちに寄り添い技術を高めるという点では今の秋田豊にとってありがたいお話だと考え、熱い気持ちで承諾しました。
琉球デイゴスは昨年九州リーグの1部から2部に降格しました。今年は1部復帰となでしこリーグ参入戦を目指します。デイゴスと共に地元に愛される強いチーム作りに邁進し、頂点を目指して行きます。
応援のほど、何卒、よろしくお願いいたします」
秋田氏を巡っては、2024年にJ3リーグ高知ユナイテッドSCで監督を務めていた際の言動について、外部弁護士で構成される特別調査委員会が調査を実施。クラブが公表した調査報告書では、複数の事例が整理され、そのうち「選手を病院に行かせるようにというスタッフの提案に、病院に行かせることを否定する発言をしたことがあった」など5件がパワーハラスメントと認定された。
Jリーグは2024年10月、裁定委員会の答申を経て、高知に対し管理監督義務違反を認定し、罰金100万円とけん責の処分を科した。秋田氏本人についても「けん責相当」と確認された旨が通知されている。
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近年明るみになる日本サッカー界のトップレベルでのパワハラやハラスメント行為を巡っては、指導者側が勝利や競技力向上を目的とした指導だと正当性を主張するケースが続いており、処分や調査を経た後の検証や再発防止の在り方がより一層問われている。




