◎有料note【浦和レッズ】「経営と強化の分離」が直面する新たな課題、「強化責任者」へのチェック不全:欧州強豪3クラブの“監視構造”から建設的に考察する

浦和レッズの百年構想リーグでのユニフォーム。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

輝きを失うダイヤモンド。トップチームの強化独立は大きな決断であり、間違いなく進歩だったが――

 J1リーグの浦和レッズが、輝きを失っている。もしも、このまま低迷が続けば、これまでの歴史を踏まえると、クラブはどこかのタイミングで、現場を司る指揮官の責任にすることで打開を試みることになるだろう(ネームバリューのある新戦力獲得とともに)。しかし、それでは同じ轍を踏むだけだ。問題の根幹は、現場ではなく「組織の歪み」にあるのではないか。

 強化責任者である堀之内聖スポーツダイレクター(SD)を筆頭とする強化部(フットボール本部からトップチームに変更)は、昨年から十分な成果を残せていない。チームは成績を残せず、この3年間で戦力値を落としている。ところが、何よりその強化責任者や担当者をチェックする組織、専門家が不在だ。組織上の根本的な問題が明らかになっている。

 ドイツの現場でも取材しているバイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムントの強化体制、さらにはレアル・マドリードも例として取り上げ、欧州強豪の体制を踏まえ、浦和の強化体制について建設的に考察したい。

 もちろん、まず浦和が下した「経営と強化の分離」は大きな決断だった。そこは進歩であり、評価すべき点だ。2019年末のフットボール本部(現在はなくなっている)発足以前は、基本的に2年ごとに入れ替わる出向の社長が「最終決断」を下す組織だった。そのため例えば監督人事で「Jリーグで優勝経験の…

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※この先では、欧州メガクラブのバイエルン、ドルトムント、レアル・マドリードの具体的な事例も取り上げながら、浦和レッズの強化体制が抱える課題をさらに掘り下げ、その打開策まで検証します。続きは有料noteで詳しく考察しています。

▼直面しているのは、単なる「監督の責任」「補強の失敗」ではない
https://note.com/about_soccer/n/nae40f9de6ae2

Posted by 塚越始