【ACLエリート決勝】町田、アジア制覇への“条件”。データが示すアル・アハリ打破へのカギとは? ゼルビアのキーマンは…

町田の相馬勇紀。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

アル・アハリ・サウジのPA内での得点数22は今大会最多、一方、町田の同失点数は最少の6――。「最強の矛」と「最強の盾」の対決に

[ACLエリート決勝]アル・アハリ・サウジ – 町田/2026年4月26日1:15(現地25日)/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアム

 AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリート決勝、J1リーグのFC町田ゼルビアが4月26日1時15分から、サウジアラビアのアル・アハリ・サウジと対戦する。アジア王者を決めるファイナルを前に、アジアサッカー連盟(AFC)が公開したデータをもとに、対決の構図を読み解く。

 際立つのが、アル・アハリの“ボックス内の破壊力”だ。今大会、ペナルティエリア内から22得点を記録しており、これは全チーム最多だ。町田よりも8点多い。一方の町田は、そのボックス内での失点がわずか6と最少。まさに「最強の矛」と「最堅の盾」がぶつかる構図だ。

 攻撃のバリエーションでは町田が上回る。ゴールに直接関与した選手17人は大会最多で、組織として得点を生み出しているのが特徴だ。対するアル・アハリも11人が得点を記録し、ヴィッセル神戸と並ぶ最多タイと、個の力と層の厚さを兼ね備える。

 試合展開の傾向も対照的だ。町田は18得点中14得点を前半に記録。一方のアル・アハリは同数を後半に奪っており、試合終盤に強さを発揮する。時間帯ごとの攻防も大きなポイントになる。

 守備面では町田が大会屈指の安定感を見せる。7試合のクリーンシート、総失点はわずか7。さらに直近では360分間無失点を継続中だ。GK谷晃生は枠内シュート39本中34本をセーブし、最後尾でチームを支える。ただし、今大会26得点を挙げるアル・アハリの攻撃力は、その守備陣にとって最大の試練となる。

 また、アル・アハリは劣勢からの逆転勝利を3度記録するなど、勝負強さも際立つ。対して町田は先制された試合で1敗1分と、ビハインド時の対応が課題だ。

 個の注目では、町田の日本代表FW相馬勇紀がピックアップされている。今大会4得点を記録しているが、シュートがポストやバーに阻まれた回数も4回。わずかな差で得点数が倍になっていた可能性もあり、決勝での“キーマン”に挙げられている。

 さらにアル・アハリは途中出場の切り札も強力だ。サレハ・アブ・アル・シャマトは途中出場から5得点に関与(3得点・2アシスト)しており、ベンチワークもポイントになる。

 攻撃力か、守備力か。組織か、個の力か。データが浮き彫りにする対照的な2チームの激突――アジアの頂点を懸けた一戦は、わずかな綻びが勝敗を分けることになりそうだ。

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