【現地発コラム】バイエルン、PSG戦を控え完全ローテ。日本代表DF伊藤洋輝が奮闘も、最下位相手にドロー
ハイデンハイム戦に出場したバイエルンの伊藤洋輝。(C)Midori IKENOUCHI
いよいよパリSGとの大一番へ
ドイツ・ブンデスリーガ1部FCバイエルン・ミュンヘンは第32節、1.FCハイデンハイム1846とアリアンツ・アレーナで対戦し、3-3で引き分けた。試合当日は新緑がまぶしい五月晴れとなり、スタジアム前にはスポンサーのビール会社パウラーナーのビアガーデンが設置され、多くの来場者が試合前から青空の下でビールを楽しんでいた。
すでにブンデスリーガ連覇を決めているバイエルンは、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)準優勝のパリ・サンジェルマンとの第2戦を控えているため、主力選手の温存を優先した。控え中心の先発メンバーを起用し、日本代表の伊藤洋輝がスタメンに名を連ねた。一方、マヌエル・ノイヤー、ヨシュア・キミッヒ、ハリー・ケインら主力はベンチスタートとなり、控えメンバーの顔ぶれが注目を集めた。
また、負傷離脱中のセルジュ・ニャブリは杖をつきながらベンチ付近で試合を観戦した。通常は欠場選手がVIP席で観戦することが多いなか、ベンチ近くでチームを見守る姿は珍しい光景だった。ヴァンサン・コンパニ監督はこの日、白を基調とした装いでベンチに立った。
試合はハイデンハイムが主導権を握った。バイエルンは守備の対応が遅れ、先制点と追加点を許した。伊藤は積極的に攻撃参加しシュートも放ったが、得点にはつながらなかった。それでも前半終盤、レオン・ゴレツカのゴールで同点に追いつき、前半を折り返した。
後半、バイエルンは主力選手を投入して流れを引き寄せた。ゴレツカは再び得点を決め、一時同点に持ち込んだ。しかしハイデンハイムも粘りを見せ、勝ち越しゴールを奪って3-2とリードした。
それでもバイエルンは試合終了間際、マイケル・オリーズが同点ゴールを決めた。試合は3-3で終了し、最下位相手に勝ち切れない結果となった。
スタジアムには午後3時半キックオフということもあり、家族連れの観客が多く訪れた。日本のゴールデンウィーク期間と重なったことで、日本人ファンの姿も目立った。
伊藤は2024年の加入以降、負傷に苦しみながらも復帰を果たしている。今季後半戦に入り出場機会を増やし、この試合でもフル出場を果たした。伊藤には来季の定位置獲得に向けたさらなるアピールが求められる。
バイエルンは次戦、CLの大一番、第1戦を4-5と1点差で落としたパリ・サンジェルマンと対戦する。大一番を前に、ミュンヘンの街全体が熱気に包まれている。
photos and text by Midori IKENOUCHI
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