【この1枚】「L」と「V」。鹿島のシルバ&セルジ、ACL決勝第2戦も任せたぞ!
「L」のレオ・シルバと「V」のセルジーニョ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
突き刺したゴール。大一番で光った落ち着き。
[ACL 決勝 1st-leg] 鹿島 2-0 ペルセポリス/2018年11月3日/県立カシマサッカースタジアム
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第1戦、ゴールを決めた鹿島アントラーズのレオ・シルバとセルジーニョが試合後にサポーターの前で浮かべた最高の笑顔だ。レオ・シルバはVにもなる「L」、セルジーニョはVサインを作っている。
二人は口を揃えて言う。タイトルを獲得するために、鹿島に来たのだと。昨季アルビレックス新潟から加入したレオ・シルバは17シーズン無冠に終わったことに責任を感じていたといい、今シーズンに懸ける想いも強かった。そしてセルジーニョは今夏に就任したジーコ・テクニカルディレクターがブラジルの名門サントス(前所属は期限付き移籍先のアメリカ・ミネイロ)からの”お墨付き”で引き抜かれてきた逸材。加入からACL全試合5戦連続ゴール中と結果で応え続けてきた。
ふたりがこのホームでのACL決勝第1戦、落ち着き払って決めた、それぞれの冷静かつ会心と言えるゴールだった。
「アジアのタイトルを獲って、素晴らしいシーズンにしたい」
リードは奪った。しかし、あと後半の残り90分間。まだ何も成し遂げてはいない。レオシルバはそのように気を引き締めていた。
アウェーでの第2戦は首都テヘランのアザディ・スタジアムで、11月10日(日本時間24時)から行われる。
文:サカノワ編集グループ