【W杯】ドイツ代表が麻疹(はしか)全員検査。FIFA義務化、アメリカで感染拡大「過去30年で最悪」
ワールドカップ (Photo by Michael Regan - FIFA/FIFA via Getty Images)
60人規模で血液検査
FIFA北中米ワールドカップ(北中米W杯)に向けて、各国代表が本格的に活動をスタートさせた。ドイツ代表は麻疹(はしか)の抗体検査を行う。ドイツ紙『ビルド』が5月29日に報じた。
同メディアによると、ユリアン・ナーゲルスマン監督率いるドイツ代表はアメリカに遠征する前、選手とスタッフを含めた約60人規模で血液検査を実施。FIFAから「麻疹ワクチン接種証明」を求められたためだという。
ドイツ代表はヘルツォーゲンアウラハでの事前合宿を経て、6月3日にフランクフルトからシカゴへ向かう。その後、ノースカロライナ州ウィンストンセーラムを拠点に北中米W杯を戦う。
背景には、アメリカ国内での麻疹感染拡大がある。『ビルド』によると、2025年のアメリカでは過去30年「最悪規模」で、麻疹が流行しているという。麻疹排除国のステータスも失ったという。
また、感染者の94%は「未接種」または「接種歴不明」とされる。アメリカでは保険未加入の場合、麻疹ワクチン接種に約100ユーロ(約1万8000円)が必要で、2回接種による完全免疫には約210ユーロ(約3万8000円)がかかる。
さらにカナダ、メキシコでも流行が発生しており、FIFAは今大会で感染対策を徹底。ドイツ代表関係者は全員、ワクチン接種済みだったという。
一方、現地環境への警戒感も強まっている。
RBライプツィヒ所属のダビド・ラウムは「本当に過酷な条件になると思う」とコメント。さらに昨夏アメリカで開催されたクラブW杯を経験したマクシミリアン・バイアーは「ハーフタイムはロッカールームに残り、しっかり身体を冷やすべき。特に手首を冷やすのが効果的だった」と暑熱対策の重要性を語っている。
7連勝中と好調のドイツ代表だが、北中米W杯での優勝へ――ピッチ外での戦いも始まっている。
関連記事
【サッカー日本代表】W杯へ「2トップ構想」。上田綺世&前田大然、塩貝健人ら多彩な選択肢。アイスランド戦でテストか




