【浦和】新社長・清水稔氏が掲げた4つの方針「アジアを代表し、世界と対等に戦うクラブを目指す」

浦和の清水稔新社長が、4つの方針を掲げた。写真:佐藤亮太

「一体感の再構築」「チーム基盤の確立」「財政基盤の拡大」「安全な観戦環境の提供」

 J1リーグ浦和レッズを運営する浦和レッドダイヤモンズ株式会社の新社長に就任した清水稔氏が7月1日、埼玉県内で記者会見を行った。そのなかで、清水社長は就任にあたり、クラブ運営の柱となる4つの方針を掲げた。

 まず掲げたのは「一体感の再構築」。ファン・サポーター、ホームタウンとの結び付きを改めて強化し、建設的な対話の場を設ける考えを示した。

「ACL優勝はファン・サポーター、選手、クラブが一つになれたからこそ」と振り返り、「日常から一体となれる状態を自ら先頭に立ってつくっていく」と強調した。地域活動や学校訪問を増やし、未来のサポーター育成にも力を注ぐ方針だ。

 2つ目は「チーム基盤の確立」。2023年のAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇以降、タイトルから遠ざかる現状を踏まえ、チーム管理部門の整備やスカウト体制の強化、U-21始動による育成改革を推進。「継続してタイトルを狙える強化部門として機能させたい」と語った。

 3つ目は「財政基盤の拡大」だ。ホームゲーム70万人超の集客や4期連続40億円超のパートナー収入をクラブの財産と位置付けつつ、公式アプリのリリースや海外展開を進め、浦和ブランドの価値向上を図る考えを示した。「原点はサッカーの街・浦和。地域に根差した強さがあるからこそ、世界へ挑戦する意味がある」と述べた。

 そして4つ目は「安全な観戦環境の提供」。2023年の天皇杯・名古屋グランパス戦で発生したサポーターによる重大違反行為を教訓に、「ファン・サポーターとのきめ細かいコミュニケーションは欠かせない」と説明。違反行為には毅然と対応しながら、安全で熱気あるスタジアムづくりを進めるとした。また、ハラスメント防止についても「法令順守だけでなく社会的責任として取り組む」とクラブガバナンス強化を約束した。

 清水社長は、「30年以上の歴史の中でリーグ優勝はまだ1度だけ。それでも目指すのはJリーグ王者にとどまらない。再びクラブワールドカップの舞台に立ち、アジアを代表し、世界と対等に戦うクラブを目指していきたい」と決意を語った。

取材協力:佐藤亮太

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