【東京V】城福浩監督と契約解除。19位低迷、早くも今季白旗か…クラブ社長「将来を見据えた総合的な判断」
城福浩監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
江尻強化部長は「J1の舞台で戦い続け、さらに上を目指すチームの目標を考えた上で」
J1リーグの東京ヴェルディは10月5日、城福浩監督との契約を解除すると発表した。10月7日に行われる天皇杯ガイナーレ鳥取戦は森下仁志ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る。
城福監督は2022年6月から東京Vを率い、2023年にはJ2リーグ3位からJ1昇格プレーオフを勝ち抜き、16年ぶりのJ1昇格を果たした。しかし今季、8節を終えて19位と低迷する現状を受け止め、「将来を見据えた総合的な判断」として今回の決断に至ったと説明している。
城福監督はクラブを通じて、「シーズン序盤で思うように勝点を重ねることができず、皆様の期待に応えきれない苦しいスタートとなってしまいました」と現状を受け止める。一方で「補強選手も出揃いケガ人が戻って来る目処も立ち、チーム作りという意味ではこれからと思ってました」とし、「このタイミングでチームを離れることは無念ですし申し訳ない気持ちでいっぱいです」と悔しさを滲ませた。
そして「2023年劇的なJ1昇格を果たせたことは何にも代え難いものでした」と振り返り、「共に戦って来た選手、スタッフ、ファン・サポーター、パートナー、クラブに関わる全ての方々に感謝します」と伝えている。
中村考昭代社長は、「第8節終了時点で19位という現状を重く受け止め、クラブの将来を見据えた総合的な判断としてこの結論に至りました」と説明した。
一方、江尻篤彦強化部長は「J1という舞台で戦い続け、さらに上を目指すというチームの目標を考えた上で、強化部として今回の決断に至りました」と理由を語っている。
今後の指揮体制については、決定次第、速やかに発表される。中断期間の十分な時間がありながら、リーグが再開される週の試合直前でのまさかの解任劇に。
4分4敗といまだ未勝利の東京Vだが、戦力不足は明らかだった。果たして、どのように再建を果たすのか。
▽城福浩 監督
「シーズン序盤で思うように勝点を重ねることができず、皆様の期待に応えきれない苦しいスタートとなってしまいました。
一方で補強選手も出揃い怪我人が戻って来る目処も立ち、チーム作りという意味ではこれからと思っていました。このタイミングでチームを離れることは無念ですし申し訳ない気持ちでいっぱいです。
2022年シーズン途中からこの伝統あるクラブの再建という大役を仰せつかり、当初から楽な戦いはなかったなかで、2023年劇的なJ1昇格を果たせたことは何にも代え難いものでした。J2時代からのサポーターが徐々に増えて行き、チームに大きな後押しをしてくれたからこそ成し得たものでした。
共に戦って来た選手、スタッフ、ファン・サポーター、パートナー、クラブに関わる全ての方々に感謝します。難しい状況でも背中を押し続けてくれたサポーターの皆さんと踊ったラインダンスは一生忘れません」
▽ 中村考昭 代表取締役社長
「日頃より東京ヴェルディへ熱いご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
クラブは10月5日をもって、城福浩監督との契約を解除することを決定いたしました。
クラブの理念に共感し、日々情熱を持って選手たちをご指導いただき、J1昇格およびクラブの発展に多大なご貢献をいただいた城福浩監督には、心より感謝申し上げます。
第8節終了時点で19位という現状を重く受け止め、クラブの将来を見据えた総合的な判断としてこの結論に至りました。今後の指揮体制につきましては決定次第速やかにお知らせいたします。
ファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様をはじめとするステークホルダーの皆様においては、大変ご心配をおかけしております。
残りシーズン、クラブが一丸となって一試合一試合を戦ってまいりますので、引き続きのご声援をよろしくお願いいたします」
▽江尻篤彦 強化部長
「城福監督には、2022年6月から5シーズンの長きにわたり、東京ヴェルディを率いていただき、今のヴェルディがあるのはそのお陰であると深く感謝しております。そして何よりも、2023年には長きにわたりJ2にいた東京ヴェルディを16年ぶりにJ1に復帰させるという非常に大きな偉業を成し遂げていただきました。
J1という舞台で戦い続け、さらに上を目指すというチームの目標を考えた上で、強化部として今回の決断に至りました。
これまでの城福監督のご尽力に報いるためにも、これからのJ1リーグで巻き返しを図るとともに、チームがさらに高みを目指せるよう全力で取り組む所存です。
何卒引き続き東京ヴェルディにご声援をいただきますようお願い申し上げます」




