愛知・大村知事が反論も大炎上、フィフィ呆れ「言い訳になっていない」。つまり…「来てほしくなかった」発言を認めるも

愛知・名古屋アジア大会の閉会式での大村秀章知事。写真:西村尚己/アフロスポーツ

タイチーム全体に向けたものではないと説明

 愛知県の大村秀章知事が10月7日、自身のエックス(旧ツイッター)で、愛知・名古屋アジア大会のテックボールに出場したタイ選手団関係者へ「来てほしくなかった」と発言したとされる報道に反論した。しかし、この投稿で改めて、タイ選手団全体ではなく、テックボールのタイ代表のヘッドコーチらについて「来てほしくなかった」と述べたことを改めて認める形になり、さらに炎上する事態を招いた。

 発端はタイ代表のヘッドコーチが会場で提供された昼食について、量や料理を一つしか選べない提供方法に苦笑する動画をSNSに投稿したことだった。

 大村知事は今回の投稿で、タイチームに対して「来てほしくなかった」と発言したように受け取られる新聞報道があったと説明。事実関係に反する記述があるとして、厳重に抗議し、訂正を求めたと明かした。

 投稿では、定例記者会見での自身の発言も改めて掲載。「タイの選手団の監督、コーチは、この人たちは何しに来たんだろうな」「再生回数を稼ぎに来たのかと思った」と語ったうえで、「あんまりこういう人は来てほしくなかったなと思った、その時は」と発言したと認めた。

 つまり、「来てほしくなかった」という言葉自体を撤回したのではない。知事は、タイチーム全体ではなく、食事を巡る動画を投稿したヘッドコーチらを念頭に置いた発言だったと説明している。

 この釈明に、エジプト出身タレントのフィフィは「言い訳になってない」と反応。さらにSNSでも、「何回読んでも、タイチームからすれば感じの悪い発言でしかない」「自分で『来てほしくなかったと思った』と書いている」「世界に大きな恥をかいた」「運営体制や責任の所在について、もっと冷静で適切な説明の仕方があったはず」「再生数稼ぎだと非難しているの?」といった批判が相次いでいる。タイ人からも「問題の何が解消されたのか。再生数目的で来たと推察し、来てほしくなかったと公言したことは否定していない」と指摘されている。

 大村知事は、テックボールとパデルについては競技団体側が会場設営、宿泊、運営、費用を担う条件で追加された競技であり、食事の件も組織委員会の所管外だったと説明してきた。

 しかし、役割分担を説明することと来日した選手団関係者への言葉は別の問題でもある。タイメディアからは「日本人が大切にする『おもてなし』の精神に欠ける」とも指摘されている。そもそも、あまりに質素だった食事は、日本国内でも驚きをもって伝えられた。再生数稼ぎのための投稿だったとは決して断じにくく、知事としての資質をも問われる事態を招いている。

関連記事

大村知事「来てほしくなかった」発言に、タイメディア「日本文化の中核『おもてなし』の精神欠如」。波紋広がる…愛知・名古屋アジア大会

「来てほしくなかった」大村知事がテックボールのタイ選手団について語った背景とは? 「これ以上言うとあれなんで…」

名古屋流もてなし!? タイ代表コーチが食事に苦笑「少ししかくれなかった…」。愛知・名古屋アジア大会、外国籍選手&スタッフからクレーム多発