【水戸0-1浦和】明暗を分けた『最後の交代カード』。90+4分、笹修大が決勝J1初ゴール。一方、健闘の真瀬拓海ら、樹森監督は2枚替えの必要があったのか?

浦和の笹修大。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

球際の粘り強さを失い――

[J1 第10節] 水戸 0–1 浦和/2026年10月17日16:00/水戸信用金庫スタジアム

 J1リーグ第10節、浦和レッズが90+4分の笹修大のゴールで水戸ホーリーホックに1-0の勝利を収めた。開始10分に仙波大志が退場し、数的不利になりながらも守り続けた水戸だが、最後に力尽きた。

 数的優位に立ちながらも、浦和は同じような攻撃を続け、なかなかゴールを割れない。それでも83分、公式戦で出場した直近2試合連続でゴールを決めていたパワーのある笹とオナイウ阿道を投入。より強引に得点を奪いにいく。

 一方、水戸は90分にサイドバックの真瀬拓海とセンターハーフの加藤千尋を下げて、田村遊吏と山下優人を投入。よりフレッシュな選手に懸けたのだが……。ケガや痛みなどもあった可能性はある。ただ結果的に、樹森大介監督のこの交代策が完全に裏目に出た。

 交代出場した二人は、ボールを持つ相手を見るだけでまったく球際に寄せられない。77分に出場した多田圭佑はカウンター要員で、惜しいチャンスも作り出した。ただ守備にはあまり貢献できず、さらに最後の2枚のカードで球際での“粘り強さ”を弱めてしまった。

 浦和がより優位にボールを持てるようになり、ギャップを突く金子拓郎がいい形でフリーになる。そして、その金子のクロスに、対峙する選手たちをパワーで上回る笹が、豪快なヘッド弾によりゴールをこじ開けた。

 水戸は我慢強く対応できていた二人を替える必要があったのか。主力に負傷者が相次ぐなか、今回の相手の出方や展開を読めず詰めを欠いた采配は、今後にも影響を与えそうだ。

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