ドルトムント地元紙「今冬の放出はなし。唯一の例外が香川真司」
香川真司 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
プリシッチは「来年の夏までいる」。そして香川は――。
[CL GS6節] モナコ 0-2 ドルトムント/2018年12月12日/スタッド・ルイ・ドゥ
ドルトムントの地元紙『WAZ』電子版は12月12日、ボルシア・ドルトムントのミヒャエル・ツォルクスポーツダイレクター(SD)のコメントを交えて、今冬の移籍マーケットに関するレポートを掲載している。
同紙は「ドルトムントはこの冬、唯一の例外を除いて、選手を放出することを望んでいない」というクラブの方針を伝えている。とりわけプレミアリーグのチェルシーが本格的に獲得に乗り出しているというアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチについて、ツォルクSDは「冬に放出することは考えていない。夏まで彼はいる」というコメントを紹介している。
また、出場機会を得られずにいるMFユリアン・ヴァイグルはアーセナルFC、ASローマから関心を示されている。ただ、これからのリーグ、チャンピオンズリーグ、DFBカップと大事な試合が続く連戦を踏まえ、同紙は「貴重なオプションだ」と主張している。
そして「唯一の例外」というのが、香川真司である。ツォルクSDの「前半戦(12月21日のボルシア・メンヒェングラートバッハ戦)を終えたあと必ず話し合う。彼が現在の置かれた状況に満足していないことは分かる」という話が改めて報じられている。
香川は今回のアウェーのモナコ戦にも帯同しなかった。状況は一向に改善されずにいる。
香川だけは、移籍が認められる――ということのようだ。
香川自身はスペインリーグへの移籍したいという強い願望を示した。ただ、オファーが届かなかった場合どうするのか。スペイン以外からのオファーが届いた場合はどうするのか。そういった確認や詰めは確かに重要になる。現状打破へ、香川とツォルク氏の話し合いは、大きな注目を集めることになりそうだ。
文:サカノワ編集グループ