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4バックへの布石か!浦和が鈴木大輔を獲得。以前にもオファー…ついに両想いが実現

浦和が鈴木大輔を獲得!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

完全移籍での加入。柏への感謝の想いも伝える。

 柏レイソルのDF鈴木大輔が12月19日、来季から浦和レッズに完全移籍することが正式に決まった。柏と浦和の両クラブが発表した。

 鈴木は1990年1月29日生まれの28歳。東京都出身。182センチ74キロ。これまでのキャリアは、仲良しサッカースポーツ少年団(金沢市)―テイヘンズFC Jrユース(金沢市)―星稜高校―アルビレックス新潟―柏レイソル―ジムナスティック・タラゴナ(スペイン)―柏。

 今季はJ1で9試合1得点を記録していた。J1通算155試合9得点。

 鈴木は浦和の広報を通じて次のようにコメントしている。

「このたび、浦和レッズの一員になりました鈴木大輔です。浦和レッズという素晴らしい歴史を持っているクラブの一員になれることに大きな喜びを感じているのと同時に、身が引き締まる思いです。

 世界に誇るサポーターの方々の前で少しでも早くプレーしたいと思っています。

 自分が持っているものをすべて出してチームの勝利に貢献していきます。よろしくお願いします」

 また柏レイソルの公式ホームページでは、次のように柏のスタッフ、ファンとサポーターに感謝の思いを伝えている。

「このたび柏レイソルを退団することになりました。

 今シーズンの目標を達成することができずに自分にとって特別なクラブを去るというのは非常に難しい決断でした。

 この夏に再び加入してからは、チームの勝利に少しでも貢献できるようにという思いで1日1日を過ごしてきました。レイソルのユニフォームを着て、レイソルサポーターの声援を受けてプレーができる幸せを噛み締めながら戦ってきました。

 本当に幸せな時間でしたし、誇りに思っています。

 このような思いをさせてくれたレイソルに関わる全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。共に戦った選手、スタッフをはじめとする現場の皆さんには常にサポートしてもらいました。

 また、芝を管理してくれたり、食堂の『ピアノ』でご飯を作ってくれたり、クラブハウスを清掃してくれたりといった裏方の方々のサポートにも本当に感謝しています。

 そして何より難しい時期に加入した自分を温かく迎え入れてくれて、期待して声援を送ってくれたサポーターの方々には感謝の気持ちしかありません。このような形でまた自分勝手に去ることを申し訳なく思います。

 これからも柏レイソルを応援し続けていきますし、この地で得た出会いや経験を大切に過ごしていきます。

 たくさんの幸せを本当にありがとうございました」

 浦和は以前にも鈴木にオファーを出しており、ついに”両想い”が実現した形となった。

 オズワルド・オリヴェイラ監督が4バックへの移行を本格的に考えていることが感じられる補強でもある。2019シーズン、スペインと柏でのさまざまな経験を浦和に還元する。

文:サカノワ編集グループ

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