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鹿島の三竿雄斗が大分に完全移籍。グロインペインに「何度も心が折れそうになった」

鹿島サポーター。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

日本代表の三竿健斗の兄。大分とともに「必ず這い上がる」。

 鹿島アントラーズのMF三竿雄斗が12月26日、大分トリニータに完全移籍することが決まった。鹿島と大分の両クラブから正式に発表された。

 三竿は日本代表に選ばれる健斗の兄。鹿島では今季2年目、グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)に苦しみ、リーグ3試合(17年2試合、18年1試合)の出場にとどまった。

 三竿は次のように鹿島のファンとサポーターに感謝している。

「鹿島アントラーズに関わる全ての皆様、2年間ありがとうございました。そして、チームの力になることができずに申し訳ありませんでした。

 鹿島での2年間の大半の時間は怪我、特にグロインペイン症候群との戦いでした。完治したと思ったら再発を何度も繰り返し、先が見えない中で何度も心が折れそうになりましたが、鹿島のユニフォームを着てピッチに立ち、勝利に貢献することを目標に必死にもがいてきました。

 残念ながら、ピッチでチームに貢献することはできませんでしたが、素晴らしい選手、スタッフ、サポーターの方々と2年間ともに過ごせて幸せでした。

 特に、メディカルスタッフには自分のわがままをたくさん聞いてもらい、必死に治療に当たってもらって感謝してもしきれません。

 しかし、きっとこの苦しい期間が自分の人生にとっては必要な時間であり、今後飛躍するための糧になると信じています。自分にはまだまだたくさんの目標がありますし、まだまだ成長出来ると思っています。

 これからも鹿島アントラーズがたくさんのタイトルを取り続けることを心から祈っています。本当にありがとうございました」

 また、大分の公式ホームページでは、次のようにコメントしている。

「はじめまして、鹿島アントラーズより加入することになりました三竿雄斗です。このような素晴らしいクラブに加入することが出来て大変光栄ですし、感謝しています。

 これまでの人生、何度も苦しい時期があり、その度に必ず這い上がってきました。

 鹿島ではピッチで自分の力を示すことができませんでしたが、ここからもう一度這い上がれると確信しています。大分トリニータの勝利のため、全身全霊で戦いたいと思います。よろしくお願いします!」

文:サカノワ編集グループ

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