冨安は全21試合フル出場。シント=トロイデン6位で2018年を終える
日本代表での冨安。シント=トロイデンでは2018-19シーズン、全試合フル出場を続ける。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
鎌田は「15ゴール」を本気で狙う!
シント=トロイデンは12月26日にベルギー1部(ジュピラー)リーグ21節オーステンデ戦に臨み、1-1で引き分けた。日本代表の冨安健洋はフル出場し、遠藤航は74分、鎌田大地は90分で途中交代している。この一戦でシント=トロイデンは年内全日程を終了、8勝9分4敗の勝点33で6位につけている。
試合は開始4分にボタカのゴールで幸先よく先制に成功。さらに22分、左サイドからカットインした鎌田が倒されてPKを獲得。しかしボタカのキックがGKにセーブされて追加点ならず……。すると42分に同点に追いつかれ、後半は攻め続けたものの得点できず、1-1で引き分けた。
シント=トロイデンの2019年再開初戦は1月18日、同じリンブルフ州に本拠地を置くゲンクをホームに迎えてのダービーとなる。
冨安は2018-19シーズン、これまで21試合全試合フル出場中。次のように試合を振り返り、2019年への抱負も語った。
「早い時間帯にチャンスもかなりありましたし、2点、3点を取るチャンスもあって、そこでゲームを決めきれず、自分たちから崩れてしまった。良くない試合は、相手がどうこうというより自分たちで崩れていくゲームになることが多い。(2019年は)引き続きチームでしっかり試合に出て活躍してプレーオフ1(6位以内)に出るという目標があり、そこに向けて試合に出続けられれば自ずと代表活動にもつながってくると思うので、ここでやれることをやります」
また、鎌田は「15ゴール」を現実的に目指すと言う。
「今は自分としてもあまり良くない時期ですが、そこまで焦ることなくやっていけば、また上手くやっていけると思います。連戦の疲れもありましたし、相手がとても警戒しているのもあるし、自分が触りたいゴール前でボールを触れていないのが原因かなと思います。
(今年を振り返り)最近3試合はチームの結果として良くなかったですが、今年1年では僕自身の結果としては悪くないと思うし(リーグ10得点、公式戦通算11得点)、個人的な目標が15得点なので残り試合は2試合で1点ペースで、狙える位置にいます。昨年(フランクフルト時代)からここまで難しいシーズンを過ごして、なんとか盛り返せてきてるいるので、よくここまで自分の状態を戻せたという気持ちも強いです。もちろん、試合に出続けることがまずは大事で、出続けられれば15点も狙えますし、そのためにも自分のプレー内容はもっとこだわっていきます」
冨安と遠藤は日本代表に合流。1月5日にアラブ首長国連邦(UAE)で開幕(日本の初戦は9日のトルクメニスタン戦)するAFCアジアカップ2019に臨む。
文:サカノワ編集グループ