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「私もプレーしたらいい印象を残せた」日本代表DF冨安健洋インテル戦で負傷、モンゴル戦出場にボローニャのミハイロビッチ監督が不信感

モンゴル戦に出場した日本代表の冨安健洋。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

37分に筋肉系のトラブルで途中交代、0-1で敗れる。「代償を払うのはいつも所属先の監督――」

[セリエA 29節] ボローニャ 0-1 インテル/2021年4月3日(日本時間4日3:45)/スタディオ・レナート・ダッラーラ

 イタリア・セリエAのボローニャFCはインテル・ミラノに0-1で敗れた。日本代表の3月シリーズから帰還したボローニャの冨安健洋は右サイドバックとして先発したものの、筋肉系のトラブルで34分に途中交代を余儀なくされた。これを受けてシニシャ・ミハイロビッチ監督は試合後の記者会見で、「14-0で勝ったモンゴル戦に出場させる必要が本当にあったのか? 代償を払うのはいつも私たち(所属チームの)監督だ」と、大事な一戦を落としたこともあり、日本サッカー協会と日本代表の選手の扱いに不信感を露わにした。

 試合は31分、インテルのベルギー代表FWロメル・ルカクが押し込み、インテルに先制点をもたらす。その直後の34分、冨安はピッチに座り込み交代を余儀なくされた。ボローニャはそこから挽回して数多くのチャンスを作り出したものの、0-1で敗れている。

 ミハイロビッチ監督は試合後の記者会見で、いくつかの国際Aマッチについて「私たちにとって意味のない試合」と指摘。そして今回の冨安の負傷を受けて、次のように語った。

「彼らは14-0で(モンゴル代表)に勝ち、冨安をプレーさせました。なんのために彼が必要だったのか。特定の選手を出場させる必要のない試合です。代表チームの代償を払うのはいつも私たち(所属先の)監督です。冨安をモンゴル戦で起用する必要は? 私もプレーすればいい印象を残せたかもしれません。その代わりに、私たちのレギュラーの選手がケガをしてしまったのです」

 そのように次第に怒りが込み上げている様子だ。技術面の不足を闘志で補うファイタータイプの指揮官でもあり、“闘える”冨安を途中から欠いたことを嘆いた。

 ボローニャは9勝7分13敗(39得点・45失点)の勝点34で11位。冨安はセリエAで今季26試合・2得点。

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[文:サカノワ編集グループ]

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