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2018年引退する選手で”最強イレブン”が完成!

背番号は最終所属での番号か、その選手と象徴と言える番号に。SUB:山岸範宏、土岐田洸平、小澤光、田中舜、平秀斗、屋宮大地

川口、小笠原、平川、兵働、森﨑和…。山岸範宏はFW&GKでスタンバイ!

 2018年はサポーターから愛された多くの選手が現役引退を告げた。その英雄たちの”ベストイレブン”を組んでみたところ、なんとも強そうなチームを結成できた。

 鹿島アントラーズの小笠原満男、浦和レッズの平川忠亮、広島の森﨑和幸のように、クラブの時代を築いてきた象徴的存在がついに選手生活にピリオドを打った。また兵働昭弘はさまざまなチームでプレーし、デビューから6年間戦った清水エスパルスで有終を飾った。彼らは、この”ベストイレブン”でもチームの軸と言える位置づけになりそうだ。

 サプライズで引退が発表された島村毅は湘南の歴史を語るうえで欠かせない存在だった。薗田淳も川崎の一時代を支えた。どんなときも文句を言わず目の前の相手を止めることに集中して戦ってきた二人のファイタータイプのDFが最終ラインに入る。

 ボランチは元FC東京コンビだ。梶山陽平は33歳と若くまだまだできそうだが……ようやくケガとの格闘を終えられる。そして柏レイソルの栗澤僚一は来季、さっそくネルシーニョ監督のもとで、トップチームのコーチを務めることが発表された。それぞれがプレーで主張もするし、相手を引き立てられる。小笠原とのトライアングルは、意外とバランスが良さそうではないだろうか。

 2トップは、山崎雅人と難波宏明。いずれもハードワークを怠らない献身性が買われ、長年にわたって重宝されてきたタレントである。それだけにゴールを決めたときのサポーターの歓喜も大きかった。

 そしてゴールを守るのは、川口能活だ。Jリーグ通算507試合(小笠原はJ1通算525試合出場69得点)、日本代表として116試合とゴール前に立ってきた伝説の守護神が、最後方で引き締める。

 ベンチメンバーも充実している。

 攻撃的GKと言えば、ギラヴァンツ北九州の山岸範宏。GK&FWの控えとしてスタンバイだ。さらにユーティリティの鑑といえたFC町田ゼルビアの土岐田洸平、静かにスパイクを脱いだ”ミスターYS横浜”小澤光、グルージャ盛岡の”闘魂DF”田中舜、ポテンシャルは高かった福島ユナイテッドの平秀斗、FC琉球を支えてきた屋宮大地あたりを入れたい。

 もちろん、ほかにも印象的な選手が引退を決めていて、このベストイレブンはあくまでも一例である。やや運動量は少ないかもしれないが……どのような戦いをしてくれるのか、ぜひ見てみたいとも思う陣容。相当な負けず嫌いなメンバーであるのは間違いない。

文:サカノワ編集グループ

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