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「サガン鳥栖は私の全てでした」GK赤星拓が現役引退を決断

(C)徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

鳥栖とともに時代を歩み、クラブを支えてきた守護神。

 サガン鳥栖は12月30日、GK赤星拓が今季限りで引退すると発表した。

 1984年4月21日生まれ、34歳。185センチ80キロ。福岡県出身。これまでのキャリアは、下山門中―福岡大付属大濠高―福岡大―サガン鳥栖―徳島ヴォルティス。 

「この度、私、赤星拓は引退する事を決意しましたので、ご報告させて頂きます。プロサッカー選手としての12年間、そのほとんどの時を過ごしてきたサガン鳥栖。チームの発展と共に、私自身も選手として、一人の人間として成長させて頂きました。

 サガン鳥栖は私の全てでした。この美しい記憶は生涯忘れる事はありません。

 感謝しても感謝しきれない程です。本当にありがとうございました。

 そして、短い期間でしたが、長く在籍した鳥栖から移籍し、成長するチャンスを与えてくれた徳島ヴォルティス。心から感謝しています。

 これまで私にサッカーを通じてご指導頂いた指導者の皆さま、共に闘った仲間たち、スポンサーの皆さま、医療関係者の皆さま、そして、いつも応援してくれたファン・サポーターの皆さま。皆さまのおかげで素晴らしい選手生活を過ごすことができました。幸せでした。最高のサッカー人生でした。ありがとうございました。

 最後に、いつもどんな時も笑顔で支えてくれた妻、かわいい子どもたち、両親、家族、友人。本当にありがとう。これからも共に歩んでいきましょう! 

 この先もサッカーを通じて、社会に少しでも貢献できる人間になれる様に努力していこうと思います。この12年で培ったものを大切に、感謝の心と向上心を持って進んでいきたいと思います。応援ありがとうございました!」

 自身は肋骨骨折など怪我にも苦しみながらも、鳥栖の上昇期を最後方で支えてきた守護神。クオリティの高いGKが鳥栖でプレーするようになったのも赤星がいてこそだった。今後どのように鳥栖と携わっていくのか、むしろ楽しみにしたい。

文:サカノワ編集グループ